終活・生活・再生日記 「夢幻」

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9月9日の重陽(ちょうよう)の節句  「菊と栗と酒とひな祭り」で収穫を祝い、邪気を払い、長命を願う


9月9日は五節句の一つ重陽節句です。


重陽(ちょうよう)の節句  
 陽(奇数)が重なる日そして、奇数の中でも一番大きな数字という意味で重陽といわれています。日本では奈良時代から宮中や寺院で菊を観賞する宴が行われています。

 

昔、中国では奇数を陽の数とし、陽の極である9が重なる9月9日は大変めでたい日とされ、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。日本には平安時代の初めに伝わり、宮中では観菊の宴が催されました。菊の節句、菊の宴とも言われています。


◆邪気を祓い長生き効果のある菊
古代中国では菊は「翁草〔おきなくさ〕」「千代見草〔ちよみくさ〕」「齢草〔よわいくさ〕」と言われ、邪気を祓い長生きする効能があると信じられていました。

その中国の影響を受けて日本では、8日の夜に菊に綿をかぶせ、9日に露で湿ったその綿で体を拭いて長寿を祈っていました。また、菊に関する歌合わせや菊を鑑賞する宴が催されていたそうです。現在は寺社などで行事を行う程度で一般にこれといった行事はあまり行われていないようです。

収穫の時期にもあたるため、庶民の間では「栗の節句」としてお祝いをしていました。今も、太宰府天満宮の秋思祭(しゅうしさい)など、各地で菊を愛でる祭りや行事が催されています。

菊の花は、不老長寿の薬としての信仰もあったので、日本では、平安時代から天皇が 菊花酒を飲んで長寿を祈っていたとされています。
漢方の世界でも、たくさんの種類の菊が使われており、体質改善や治療などの効果があるようです。


1月は七草粥、3月はちらし寿司、5月には柏餅、7月にはそうめんを食べますが、9月はメインは、 栗ご飯と 食用菊です。
秋の味覚の栗をたっぷり使った栗ご飯と、食用菊をおひたしやお吸い物、天ぷらなどにして食べます。
さらに、「お九日に茄子を食べると中風(ちゅうぶ)にならない」と言われているので、秋茄子を食べるという地域もあるようです。

 

秋茄子は皮が薄くて身が引き締まっているので、 揚げ出しや焼きナス、菊と一緒に天ぷらにして食べるのがおすすめです。
 
そして最後に、菊を表現した和菓子を食べ、冷酒に菊を浮かべた 菊酒を飲んで、みんなで不老長寿を祈ります。


生け花(活花)では、菊のみを使ったお生花を活けます。
9月9日は、華道では特に重要な日で、季節の節目には1種類の花だけを活けて飾るそうです。

 

◆「後の雛」大人の雛祭り 
 3月に飾った雛人形を、もう一度 「後の雛」として飾ります。大人の雛祭りとも言われるそうです。
重陽節句とともに注目されているのが、「後の雛」という風習です。後の雛とは、桃の節句(雛祭り)で飾った雛人形を、半年後の重陽節句で虫干しを兼ねて再び飾り、健康、長寿、厄除けなどを願う風習で、江戸時代に庶民の間に広がったといわれています。地方によっては「鬘子節供」(かずらこせっく)と呼んで雛草で作った人形を供えたり、流し雛をしたりしたそうです。


重陽節句、行事の内容と楽しみ方

現代版菊酒は、盃に菊の花びらを浮かべるだけで楽しめます
・菊酒


本来は菊を漬け込んで作りましたが、お酒に菊の花びらを浮かべてみるだけでも良いでしょう。風流な気分が味わえます。

・被せ綿(きせわた)
前日に菊の花に綿をかぶせておき、翌朝、菊の露や香りを含んだ綿で身体を清めると長生きできるとされていました。正式には赤・白・黄の真綿(絹の綿)を用います。そんな風情を楽しむように、菊に薄い綿をかぶせてベールのようにアレンジし、お部屋に飾ってみると素敵です。

・菊湯
湯船に菊を浮かべて入ります。現代のハーブバスです。


被せ綿は、綿を全体的にベールのように被せたり、一輪ずつに被せたりして楽しみます
・菊枕
菊を詰めた枕で眠り、菊の香りで邪気を祓います。菊のポプリやアロマテラピーグッズを枕元に置いても良いですね。

・菊合わせ
菊を持ち寄って優劣を競います。今でいう菊のコンクールです。この時期になると、菊まつりや菊人形展が各地で開催されています。

茱萸嚢(しゅゆのう)
茱萸(ごしゅゆ)の実を緋色の袋に納めたもので、身に着けたり、飾ったりして厄除けをします。

 

重陽節句の食べもの

食用菊の王様「もってのほか」。名前の由来は「天皇の御紋(菊)を食べるとはもってのほか」「もってのほか(想像以上に)おいしいから」だとか。
秋の収穫祭と結びついていったため、重陽の祝い膳には秋の食材が並びます。菊酒とともにどうぞ。

・食用菊
食材として栽培された食用菊は、昔から親しまれてきたエディブルフラワー(食べられる花)で、おひたし、お吸い物、サラダなどが人気です。お刺身の盛りつけでお馴染みの黄色い菊は、見た目の美しさだけでなく、優れた抗菌作用で食中毒を防ぐ役割もあります。

・栗ごはん


江戸時代から重陽節句に栗ごはんを食べる習わしがあり、「栗の節句」とも呼ばれています。

・秋茄子
おくんちに茄子を食べると中風にならない」と言われています。焼き茄子や茄子の煮びたしが人気のメニュー。

・菊のお菓子
この時期になると、菊をモチーフにした和菓子が販売されています。尾形光琳が考案したや「光琳菊」や菊の干菓子など、重陽にふさわしい品を取り入れると楽しいでしょう。
  


 ◆華道の世界でも大切な日
 華道を嗜む者にとって、この日はとても大切な日なんです。菊のみを使ったお生花(せいか)をいけます。
お正月に若松だけでいけられた生け花をご覧になられたことがおありでしょう。
 華道では節目節目に、その季節の象徴とされる花1種のみでお生花を生けますが、その中でも重陽節句に菊をいけるのは、ある意味儀式のようなもので、特別な日なんです。 

・菊の花を生けます。
・菊酒をいただきます。
・献立の一品に食用菊をあしらったものを盛り込むと風情がありますね。
・「栗の節句」ともいわれていたようですので、栗ご飯をいただくのも季節感があっていいですね。
 
 菊酒 菊の花びらを浮かべたお酒。
 菊  薬効や邪気を祓う効果があるとされています。
 
五節句 人日 桃の節句 端午の節句 七夕 重陽節句


1月7日は七草節句、3月3日は桃の節句、5月5日は菖蒲の節句、7月7日は笹の節供、そして9月9日は菊の節句と呼ばれています。

「節」は季節の変わり目という意味。節句は季節の節目に、無病息災、豊作、子孫繁栄などを願い、お供え物をしたり、邪気を祓う行事で「節供(せっく)」ともいいます。

※「節供」は、季節の変り目に神に供えた食物のことです。
人日(じんじつ・1月7日)、上巳(じょうし・3月3日)、端午(たんご・5月5日)、七夕(たなばた・7月7日)、重陽(ちょうよう・9月9日)の5つを五節句といい、中国から伝わりました。

 中国の暦法と日本の風土や農耕を行う生活の風習が合わさり、宮中行事となったものが「節句」の始まりとされています。

 

◆9月9日の行事   
  ★上賀茂神社重陽神事)
重陽神事(ちょうようじんじ)


上賀茂神社の重陽の節句


京都の上賀茂神社では、無病息災を祈る重陽の節会が現在でも行われています。
9日には、境内細殿前の土俵の左右から、弓矢を手にした二人の刀弥〔とね〕が横とびしながら2つの立砂の前へと現れ、「カーカーカー」「コーコーコー」と烏の鳴きまねをした後、近所の子供が相撲を行う烏相撲〔からすすもう〕や、「菊の被綿〔きせわた〕」の神事がとりおこなわれます。

9月9日は、九という「陽」の数字が重なる事から「重陽」と云われ、古来宮中他で五節句の一つの「重陽節句」として菊酒を飲み、菊花に付いた朝露で肌を拭う等して災厄を祓った日でもある。 当神社では当日は神前に菊花を供え延命長寿・災難除を祈願致します。 尚、当日は菊酒の無料接待があります。

烏相撲(からすずもう)9日引続き
当神社御祭神の外祖父賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が神武天皇東征に際し、八咫烏(やたがらす)と化(な)って先導された故事があり、烏との結びつきが深いのです。 禰宜方(ねぎかた)、祝方(ほうりかた)に分れ、児童による相撲が取られます。

 

 ★市比賣(いちひめ)神社(重陽祭)
概要
9月9日、市比売神社。1年の無事を感謝し、菊の花と1年間愛用してきた南天の木の箸を奉納し、長寿を祈る。併せて当日使い古されたカードを供養するカード感謝祭がカード塚で行われる。市バス/河原町五条、徒歩5分。
問合先:市比売神社075-361-2775。見学自由。


市比賣神社 重陽祭 菊寿の舞


・市比賣(いちひめ)神社は、女性の守り神としても知られます。五柱のご祭神は全て女性の神様で、宗像三女神に加え、下光比賣命(シタテルヒメノミコト)、神大市比賣命(カミオオイチヒメノミコト)を祀っています。神大市比賣命は、農耕の守護神で、名前に「市」の文字が入っているように、市場の神としても信仰されました。すなわち、市比賣神社は元は平安京の市場の守護神として信仰されていました。なお、下光比賣命は、下照比売命とも書きます。


★菊について
キク科の多年草。葉は卵形で波状に切れ込み、鋸歯がある。頭花は大小様々で小菊・中菊・大菊の別があり、一重また八重。色は白・黄・赤など多様。主に秋に咲く。
古く中国から渡来したとされ、観賞に供されてきた。特に近世以降、多くの栽培品種が育成された。花弁を食用とするものもある。 [季] 秋。 《菊の香や奈良には古き仏たち /芭蕉

 

➀キク科の多年草。日本の代表的な花の一。主に秋に咲き、花の色・形などにより、非常に多くの品種があり、大きさにより大菊・中菊・小菊と大別される。古く中国から渡来したとされ、江戸時代には改良が進んだ。観賞用に広く栽培され、食用にもなる。《季 秋》「わがいのち菊にむかひてしづかなる/秋桜子」

 

➁キク科キク属の多年草の総称。茎は硬く、葉は卵形で多くの切れ込みがある。秋、白または黄色の頭状花が咲く。シュンギクリュウノウギク・イソギクなども含まれる。キク科植物は双子葉植物では最も進化・分化しており、世界に広く分布。約950属2万種が知られ、キク・タンポポヨモギ・アザミなどの属が含まれる。多年草が多いが一年草や高木もある。

 

薬草や観賞用植物として平安時代より用いられ、宮中では菊の節句とも呼ばれる重陽節句(旧暦9月9日)が明治時代まで行われ、現在でも皇室園遊会(観菊御宴)として行われている。日本で菊の栽培が盛んになったのは、栽培のプロセスが冬に芽をとり、春に植え、夏に成長させ、秋に観賞するといった具合で、イネの栽培と類似していることが影響しているとの説もある。現在では各地に愛好会ができる一方で、秋には、それらが主催の品評会が開かれている。

 

物品への意匠として用いられることも多く、後鳥羽上皇が身の回りのものに施したことにより天皇および皇室の紋となったといわれ、鎌倉時代には蒔絵や衣装の文様として流行した。日本の南北朝時代以降には天皇より下賜されることにより公家や武家の間で家紋として使用されるようになった。

 

世界的には、フランス、ポーランドクロアチア等の一部のヨーロッパ諸国において白菊が墓参に用いられ、中国、韓国でも葬儀の際に菊が用いられることが多い。日本でも古くから仏花や献花として菊が使用されてきた(なお、慣習として故人への供花とされ、病室への見舞いの花としては忌避される)。

 

キクの花弁が放射線状に並んだ形状に由来する慣習的な呼び名があり、アンモナイトの化石のことを「菊石」といったり、また陶芸やそば打ちでの材料の練り方に「菊練り」がある。

 

◆食用菊(しょくようぎく)とは菊の一種で、特に食用として栽培されている菊を指す。食菊とも。


料理のつまに使われるつま菊などの小輪種の他、花びらのみを食用とする大輪種がある。

古代より中国で延命長寿の花として菊茶・菊花酒、漢方薬として飲まれていた。その中でも食用菊は、苦味が少なく花弁を大きく品種改良された種。
奈良時代に、日本で現在でも食用菊として栽培されている「延命楽(もってのほか・カキノモト)」が中国から伝来した。


平安中期の927年に行われた延喜式典薬寮の中に「黄菊花」の名が示されている。食用としては、江戸時代から民間で食されるようになったとされており、1695年に記された『本朝食鑑』に「甘菊」の記述が見られる。

また、松尾芭蕉は、菊を好んで食したらしく、1690年(元禄3年)晩秋に近江堅田で句に詠んでいる。

 

●効能・栄養素
菊そのものの解毒効果に関しては、株式会社ポーラの研究により、生体内の解毒物質「グルタチオン」の産生を高めることが発見されている。
また、食用菊としては、日本大学薬学部・理学部 山形県衛生研究所により、発ガン効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果の研究結果が発表されている。
栄養面では、ビタミンやミネラルが比較的に多く、特にβ-カロテンやビタミンC、葉酸をはじめとしたビタミンB群などの抗酸化作能力の高い栄養素を多く含む。さらに、紫菊花には抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されている。

2008年の統計によると出荷量では、愛知が最も多く、次いで山形、福井、青森と続く。

おもな品種
・延命楽 - 山形では、「もってのほか」「もって菊」、新潟では「かきのもと」と呼ばれる。明るい赤紫色の中輪種。八重咲き。酢の物などの料理に使われる。
阿房宮(あぼうきゅう) - 青森県八戸市特産。黄色の小輪種・八重咲き。花食のほかに、刺身などの料理のつまや飾りなどにも使われている。江戸時代に豪商七崎屋半兵衛によって京都から八戸に持ち込まれたもの

花言葉
 「思慮深い」(菊)
 「真実、元気」(小菊)
 「いつも愉快」(蛇の目菊)
 「私はあなたを愛する」(スプレー菊)
 「困難に耐える」(東雲菊)


ことわざ。
 「春蘭秋菊倶に廃す可からず」(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)。
  両者ともにすぐれており捨てがたい、の意。

 

9月8日の菊の被綿(きくのきせわた)とは

重陽(9月9日)の前日である9月8日の夜に、菊の花を真綿で覆って夜露と香りを写し取り、翌朝にその綿で体や顔を拭うと「健康で長生きできる」という日本独自の風習があります。

 

【菊の被綿】きくのきせわた
陰暦九月八日の夜、菊の花にかぶせてその露と香りとをうつしとった綿。翌日の重陽ちようようの節句にその綿で身をなでると、長寿を保つといわれた。菊綿。着せ綿。菊の綿ともいう。

 

2009年9月11日Youtube投稿分

杉並区の大宮八幡宮では、平安時代の行事「菊被綿(きくのきせわた)」が再現され、綿ぼうしをかぶったおよそ150本の菊が参拝客を迎えています。
 「菊被綿」は平安時代重陽節句に合わせて行われていた行事です。重陽の前日9月8日に、菊を真綿で覆って花の露や香りを移し取り、翌朝、その真綿で顔や体を洗うと不老長寿が叶うと伝えられています。大宮八幡宮の清涼殿のロビーには色とりどりの綿をかぶった菊およそ150本が並べられ、平安時代の優雅な世界が再現されています。


「菊被綿」再現 平安の行事、優雅に

※参考大宮八幡宮重陽節句『菊被綿』は2017年は9月9日〜18日

 

宮中の行事として平安時代から始まったという不老長寿を願う年中行事ですが、平安時代にはもっと小さな菊だったようです。

 

重陽の前日に菊の花を真綿で覆って、花の香りと露をうつしとり重陽の日の朝に、この真綿で体を拭うことにより菊の持つ不老・若返りの効能を受けるという行事でした。

 

その後の「後水尾院当時年中行事」などにも、「白菊には黄色の真綿を、また黄色の菊には赤い真綿を、赤い菊には白い真綿を覆う」そして「さらに真綿の上にも小さい真綿をしべのように載せる」という記述があるようです。

 

★【重陽】読み方:ちょう よう -やう チョウヨウ(chouyou)
〔陽数である九が重なることから〕
五節句の一。陰暦九月九日に行われる節会(せちえ)。中国から伝わり,平安時代には宮中の年中行事となって観菊の宴が催された。菊の節句。重九。 [季] 秋。

 

陰暦九月九日に行われる節句(陽の数である九が重なるところから)。五節句の一つ。中国では登高という丘に登る行楽の行事がある。日本では奈良時代から宮中で観菊の宴が催された。

 

菊の節句。九月の節句。重九。お九日。一般では氏神祭に当て、浜万年青の葉で家族の数の人形を作り、床の間に飾って神酒や柏餅を供え、夕方川へ流す風などがあった。この日に茄子を食べると寒さに強くなるともいう。新米で粥を炊き、甘酒を作ったりもした。

 

9月9日を重陽節句または菊の節句という。他の節句同様、その起源は古来中国に遡る。

 

中国では、奇数は縁起の良い陽の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる9月9日を「重陽」として5節句の一つとしてきた。


日本では平安時代宮中行事となり観菊の宴(重陽の宴)が催され、杯に菊花を浮かべた菊酒を酌み交し長寿を祝い詩歌をつくった。


また、「菊被綿(きくのきせわた」)が行われ、菊の持つ不老、若返りの効を願った。江戸時代には武家の休日としてこの日、菊の花を酒に浸して飲み祝ったという。

新暦に変り9月9日は菊の季節としては早いこともあり、重陽節句は今日では縁遠いものとなっている。


◆大宮八幡宮重陽節句『菊被綿』
9月9日〜18日
乞巧奠と同じく天皇陛下御即位十年を奉祝して平成の世に再現されたのが、重陽節句宮中行事、菊被綿(きくのきせわた)です。9月9日の重陽節句の「陽」とは太陽であり、数でいうと奇数を表します。重陽は陽数の極みである九が重なるという意味で重陽の頃咲く花が菊であったことから、菊の節句とも呼び慣わしてきました。当宮ではこの「菊被綿」を再現、毎年9月9日より18日まで公開しております。

 

菊被綿は重陽の前日の9月8日に菊の花を白、赤、黄の真綿で覆って菊の香を移し、9日の朝、朝露で湿ったこの真綿を顔にあてて若さを保とうとするものです。古代中国では菊は仙境に咲いている花で破邪延寿の効能があると信じられ、平安前期の宇多天皇の御代、宮中行事としてわが国に取り入れられました。当時、重陽の宴では天皇が群臣に菊酒を賜わり、『紫式部日記』にも菊被綿は触れられ、幕末迄行われていました。

 

★菊
キク科の多年草。葉は卵形で波状に切れ込み、鋸歯がある。頭花は大小様々で小菊・中菊・大菊の別があり、一重また八重。色は白・黄・赤など多様。主に秋に咲く。
古く中国から渡来したとされ、観賞に供されてきた。特に近世以降、多くの栽培品種が育成された。花弁を食用とするものもある。

[季] 秋。 《菊の香や奈良には古き仏たち /芭蕉

➀キク科の多年草。日本の代表的な花の一。主に秋に咲き、花の色・形などにより、非常に多くの品種があり、大きさにより大菊・中菊・小菊と大別される。古く中国から渡来したとされ、江戸時代には改良が進んだ。観賞用に広く栽培され、食用にもなる。

《季 秋》「わがいのち菊にむかひてしづかなる/秋桜子」

 

➁キク科キク属の多年草の総称。茎は硬く、葉は卵形で多くの切れ込みがある。秋、白または黄色の頭状花が咲く。シュンギクリュウノウギク・イソギクなども含まれる。キク科植物は双子葉植物では最も進化・分化しており、世界に広く分布。約950属2万種が知られ、キク・タンポポヨモギ・アザミなどの属が含まれる。多年草が多いが一年草や高木もある。

 

薬草や観賞用植物として平安時代より用いられ、宮中では菊の節句とも呼ばれる重陽節句(旧暦9月9日)が明治時代まで行われ、現在でも皇室園遊会(観菊御宴)として行われている。日本で菊の栽培が盛んになったのは、栽培のプロセスが冬に芽をとり、春に植え、夏に成長させ、秋に観賞するといった具合で、イネの栽培と類似していることが影響しているとの説もある。現在では各地に愛好会ができる一方で、秋には、それらが主催の品評会が開かれている。

 

物品への意匠として用いられることも多く、後鳥羽上皇が身の回りのものに施したことにより天皇および皇室の紋となったといわれ、鎌倉時代には蒔絵や衣装の文様として流行した。日本の南北朝時代以降には天皇より下賜されることにより公家や武家の間で家紋として使用されるようになった。

 

世界的には、フランス、ポーランドクロアチア等の一部のヨーロッパ諸国において白菊が墓参に用いられ、中国、韓国でも葬儀の際に菊が用いられることが多い。日本でも古くから仏花や献花として菊が使用されてきた(なお、慣習として故人への供花とされ、病室への見舞いの花としては忌避される)。

 

キクの花弁が放射線状に並んだ形状に由来する慣習的な呼び名があり、アンモナイトの化石のことを「菊石」といったり、また陶芸やそば打ちでの材料の練り方に「菊練り」がある。

 

※「野菊の墓」という小説がいいですね。

野菊の墓』(のぎくのはか)は、伊藤左千夫の最初の小説。1906年1月、雑誌「ホトトギス」に発表。
15歳の少年・斎藤政夫と2歳年上の従姉・民子との淡い恋を描く。夏目漱石が絶賛。
1981年に映画化された。 『野菊の墓』/監督:澤井信一郎、出演:松田聖子、桑原正、島田正吾加藤治子樹木希林

 

◆食用菊(しょくようぎく)とは菊の一種で、特に食用として栽培されている菊を指す。食菊とも。


料理のつまに使われるつま菊などの小輪種の他、花びらのみを食用とする大輪種がある。

 

古代より中国で延命長寿の花として菊茶・菊花酒、漢方薬として飲まれていた。その中でも食用菊は、苦味が少なく花弁を大きく品種改良された種。
奈良時代に、日本で現在でも食用菊として栽培されている「延命楽(もってのほか・カキノモト)」が中国から伝来した。


平安中期の927年に行われた延喜式典薬寮の中に「黄菊花」の名が示されている。食用としては、江戸時代から民間で食されるようになったとされており、1695年に記された『本朝食鑑』に「甘菊」の記述が見られる。

また、松尾芭蕉は、菊を好んで食したらしく、1690年(元禄3年)晩秋に近江堅田で句に詠んでいる。

 

●効能・栄養素
菊そのものの解毒効果に関しては、株式会社ポーラの研究により、生体内の解毒物質「グルタチオン」の産生を高めることが発見されている。


また、食用菊としては、日本大学薬学部・理学部 山形県衛生研究所により、発ガン効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果の研究結果が発表されている。


栄養面では、ビタミンやミネラルが比較的に多く、特にβ-カロテンやビタミンC、葉酸をはじめとしたビタミンB群などの抗酸化作能力の高い栄養素を多く含む。さらに、紫菊花には抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されている。

2008年の統計によると出荷量では、愛知が最も多く、次いで山形、福井、青森と続く。

 

●おもな品種
・延命楽 - 山形では、「もってのほか」「もって菊」[2]、新潟では「かきのもと」と呼ばれる[12]。明るい赤紫色の中輪種。八重咲き。酢の物などの料理に使われる。
阿房宮(あぼうきゅう) - 青森県八戸市特産。黄色の小輪種・八重咲き。花食のほかに、刺身などの料理のつまや飾りなどにも使われている。江戸時代に豪商七崎屋半兵衛によって京都から八戸に持ち込まれたもの

 

花言葉
 「思慮深い」(菊)
 「真実、元気」(小菊)
 「いつも愉快」(蛇の目菊)
 「私はあなたを愛する」(スプレー菊)
 「困難に耐える」(東雲菊)


※ことわざ。
 「春蘭秋菊倶に廃す可からず」(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)。
  両者ともにすぐれており捨てがたい、の意。

秋なのに「白い露と白い秋?」 9月7日の白露に因んで

2017年9月7日は白露です。

白露は二十四節気のひとつ。いよいよ秋の気配が迫り、草花に白い露が宿り始める頃とされるので「白露」。

 

 今日の最高気温は24℃最低気温は19℃と予想されています。外は小雨。朝晩、何となく涼しい感じで、半袖から長袖となっています。

 

BGMは引き潮や夏の日の恋などが流れているものの、

スーパーの店頭では栗、巨峰、ピオーネ、マスカット、ナイアガラなどが並び、生サンマが小ぶりですが100円前後で売られるようになりました。

いよいよ9月20日には彼岸の入りとなる。「暑さ寒さも彼岸まで」とやらで過ごしやすくなるだろう。

 

白露は9月8日頃(2017年は9月7日)、および秋分までの期間。処暑から数えて15日目頃。


この日から仲秋になります。 
草の葉に白い露が結ぶという意味。夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのでしょう。


★白露(はくろ)
白露(はくろ)は、二十四節気の第15。八月節(旧暦7月後半から8月前半)。
白露は太陰太陽暦の8月節 (8月前半) のことで,太陽の黄経が 165°に達した日 (太陽暦の9月8日か9日) に始り,秋分 (9月 23日か 24日) の前日までの約 15日間であるが現行暦ではこの期間の第1日目をさす。この頃,夜間気温が低下して大気中の水蒸気が露となって草葉につくようになる。

 

昔中国ではこの時期をさらに5日を一候とする三候 (鴻雁来,玄鳥来,群鳥養羞) に区分した。それは,大きいがん (雁) やつばめ (玄鳥) が渡来したりする時期の意味であるが,日本では緯度が北寄りのため,玄鳥来を玄鳥去とした。

 

◆七十二候
白露の期間の七十二候は以下のとおり。

●初候
草露白(そうろ しろし) : 草に降りた露が白く光る(日本)
雁来(こうがん きたる) : 雁が飛来し始める(中国)

●次候
鶺鴒鳴(せきれい なく) : 鶺鴒が鳴き始める(日本)
玄鳥帰(げんちょう かえる) : 燕が南へ帰って行く(中国)

●末候
玄鳥去(げんちょう さる) : 燕が南へ帰って行く(日本)
羣鳥養羞(ぐんちょう しゅうを やしなう) : 多くの鳥が食べ物を蓄える(中国)

 

◆前後の節気
処暑 → 白露 → 秋分


 所で秋の異称として「白秋」があります。詩人の北原白秋はここから名前をつけたそうです。

 しかし、日本では秋色といえば「紅葉」、「茶色」等を思い浮かべますが「白い秋」とは少し違和感を覚えます。


 日本では「白」は雪=冬をイメージするのが一般的だと思います。

個人的に色を付けるとすると春は緑又はピンク、夏は赤、秋は茶、冬は白やグレーなどをイメージします。

 

ところが中国の陰陽五行説では秋の色は「白」とされています。


白露とは 9月8日頃「陰気ようやく重なり、露凝って白し」ということから名付けられました。これは、秋が本格的に到来し草花に朝露がつくようになるという意味です。

 

五行説で季節は「五時」といい、四季の終わりにそれぞれ「土用」を設けて、一年を五つに分けたもの。

五行には色もあり(五行の5っの要素は、季節や方角、色、臓器などにもあてはめられている。)

春は「青春」、夏は「朱夏」、秋は「白秋」、冬は「玄冬」を当てはめてる。


 


*陰陽五行による季節・色
 色 五行 季節 方角 星座(四神獣)

➀青 木 春 東 青龍(蝦蛄)

➁朱 火 夏 南 朱雀(しゅじゃく)

➂黄 土 長夏(土用)

④白 金 秋 西 白虎

⑤黒 水 冬 北 玄武(亀と蛇の合体)

 東方の守護神 青龍神(せいりゅうしん=青い龍)春
 南方の守護神 朱雀神(すざくしん=赤い鳥)  夏
 西方の守護神 白虎神(びゃっこしん=白い虎) 秋
 北方の守護神 玄武神(げんぶしん=黒い亀)  冬

「青春、朱夏、白秋、玄冬」「青竜、朱雀、白虎、玄武」ともに
中国の五行説に基づく考え方です。

「青竜、朱雀、白虎、玄武」とは、東西南北、四つの方位をあらわす象徴的聖獣で四神といいます。
東を「青竜」 南を「朱雀」西を「白虎」 北を「玄武」。

 なるほどね。

★陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)
古代中国では、自然界のあらゆるものを陰(いん)と陽(よう)にわけました。たとえば、太陽は陽で月は陰、奇数が陽で偶数が陰、表が陽で裏が陰という具合になります。こうした思想を陰陽思想といい、この陰陽思想はやがて五行と結びついていくことになります。

 

五行の思想は自然界は木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)の5つの要素で成り立っているというものでした。五行の行という字は、巡るとか循環するという意味があります。5つの要素が循環することによって万物が生成され自然界が構成されていると考えられていたわけです。


五行説ごぎょうせつ
五行説は中国古代人の世界観の一つ。五行はまた五材という。

中国古来の世界観。木・火・土・金・水の五つの要素によって自然現象・社会現象を解釈(一定の循環法則に従って変化する)する説。

木・火・土・金・水の各元素が順々に次の元素を生み出してゆくとする五行相生(そうせい)説と、木・土・水・火・金の各元素がそれぞれ次の元素にうち克ってゆくとする五行相克(そうこく)説とがある。

五行相勝(相剋)は火・水・土・木・金の順に、後者が前者に打ち勝つことで循環するとし、戦国時代の鄒衍すうえんなどが説いた。五行相生そうしようは木・火・土・金・水の順に、前者が後者を生み出すことで循環するとし、前漢の劉向などが説いた。

この五行(5つの要素)の相互間には、相性が良いとされる「相生(そうじょう)」、相性が悪いとされる「相剋(そうこく)」、ますます盛んに強くなるとされる「比和(ひわ)」があります。

 

➀相生(そうじょう)

木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ずるというのが「相生」といいます。
この関係は永遠の循環を示すものです。
「相性が良い」という言葉はここから生まれました。

➁相剋(そうこく)

木は土に勝ち、土は水に勝ち、水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝つというのが「相剋」です。
・木は土から養分を吸い取って生長する
・土は水を吸い取ってしまう
・水は火を消してしまう
・火は金属を溶かしてしまう
・金属は木を切ってしまう

➂比和(ひわ)

木と木、火と火、土と土、金と金、水と水は相乗効果でますます盛んになるというのが「比和」です。
これが良い方向へゆけば「さらに良し」となりますが、逆に悪い方向へゆくと「ますます悪くなる」ということになります。

 

 

画期的な治療法CAR-T細胞療法と医療経済に関して "Never give up!"  最後まで諦めるな!

米国は30日、患者自身の免疫細胞を用いて白血病の治療を行う同国初のがん遺伝子療法を承認した。今回の承認により、世界の死因の最上位の一つに位置するがんとの闘いに新時代が開かれたかたちだ。

 

 スイス製薬大手ノバルティス(Novartis)が開発したこの治療法には「キムリア(Kymriah)」の名前が付けられている。

 

「キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法」として知られるこの種の抗がん免疫療法は、これまで「CTL019(tisagenlecleucel)」と呼ばれていた。

 

 ノバルティスのジョセフ・ジメネス(Joseph Jimenez)最高経営責任者(CEO)は、記者会見で「CAR-T細胞療法の承認については、これが世界で史上初となる」と語り、「この治療法は患者自身のT細胞を使用することにより、完全にパーソナライズ化された最新のアプローチを採用している」と説明した。

 

 米食品医薬品局(FDA)は今回、急性リンパ性白血病(ALL)の25歳以下の小児・若年患者を対象とするキムリア療法を承認した。

 

 治療の適応条件は、難治性の前駆B細胞ALLの患者か、2回以上の再発がみられた患者となっている。


 FDAは今回の承認について、がんとその他の重篤で命を脅かす疾患の治療に新たなアプローチを先導する「歴史的行動」と表現した。

 

●治療の仕組み
 キムリア療法は、体の自然な防御機構を弱める恐れがある薬剤や一部の化学療法とは異なり、T細胞や白血球と呼ばれる患者自身の免疫細胞を利用し、がんを認識・攻撃させる。

 まず、特殊な血液ろ過処理で採取した患者の免疫細胞に遺伝子改変を加え、がん細胞を攻撃できるようにする。そして遺伝子改変を加えたT細胞を患者に体内に戻し、白血病への攻撃を開始する。
 ノバルティスによると、患者の83%がこの治療に反応し、T細胞を戻してから3か月以内に寛解を達成したことが、これまでの研究で示されているという。

 欧州医薬品庁(EMA)への承認申請は今年末までに提出される見通し。


●画期的な治療法
 ノバルティス腫瘍学部門を統括するブルーノ・ストリジニ(Bruno Strigini)氏によると、T細胞の輸注が行われるのは一度のみで、治療費は47万5000ドル(約5240万円)だという。

 

 最初の1か月以内に治療への反応がない患者には、治療に対する支払いは発生しない見通しだとストリジニ氏は説明した。

 

 CTL019は、米ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)のカール・ジューン(Carl June)氏が初めて開発した。CTL019で最も注目を集めた患者は、現在12歳になるエミリー・ホワイトヘッド(Emily Whitehead)さんだ。

 

 彼女は6年前、当時は危険な治療法と広く考えられていたCTL019治療を受けた初の子どもの患者となった。


 ホワイトヘッドさんはそれ以降、がんがない状態を保っている。
 米国ではまず、医療施設20数か所でキムリアを希望する患者への治療が可能になるとみられ、年内には35の施設が稼働する見通しだ。

 ノバルティスによると、再発性または難治性のALLの25歳以下の適応条件に合う患者は、米国内に約600人存在するという。


免疫チェックポイント阻害剤に続く、新たながん免疫療法と位置付けられているCAR-T細胞療法として、スイス・ノバルティス社が開発を進めていた「キムリア(米国製品名)」(開発番号=CTL019)が、2017年8月30日付で米FDA(食品医薬品局)から承認を取得しました。適応は「小児および若年成人の再発・難治性B細胞性急性リンパ芽球性白血病」です。CAR-T療法の承認は世界初です。

 

CAR-T療法は患者さんの体内のT細胞を取り出し、がん細胞を攻撃するよう遺伝子改変を加え体内に戻す治療法です。

 

FDAが承認の根拠とした国際共同臨床第2相試験「ELIANA試験」では、キムリアの投与3カ月以内に83%(63人中52人)の患者が完全寛解または血球の完全な回復を伴わない完全寛解を達成しました。試験には米国や欧州、カナダ、オーストラリア、日本の25施設から68人の患者が参加し、うち63人の有効性について評価したものです。

 

米国では今年後半に、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の成人患者の治療としての追加申請を行う予定です。日本では申請予定時期は明らかにしていませんが、米国と同様、2つの適応で承認を取得することを目指しているということです。
  
CAR-T細胞療法を巡っては、米カイト・ファーマ社のKTE-C19もFDAから画期的治療薬指定を受け、昨年12月に米国で承認申請を行っています。第一三共は今年1月に、KTE-C19の国内での開発・製造・販売などに関する契約をカイト社と締結しました。なお、ギリアド・サイエンシズ社は2017年8月28日に、このカイト社を119ドル(約1兆3000億円)で買収することを発表しています。いよいよ、がんは免疫でほぼ完全に治す時代になりつつあります。

 

CAR―Tの開発には多数の企業が参入している。28日に米ギリアド・サイエンシズがおよそ119億ドル(1兆3000億円)で買収すると発表した米カイト・ファーマも米国で承認申請を行っている。

 

第一三共はカイトと提携し、2019年までに日本で承認を得る計画で開発を進めている。

 

※諦めないで~

日々画期的な新薬や治療法が発見され、患者の命が救われるようになるのは素晴らしいことである。

 今まで不治の病として諦めていた疾病が次々と克服され、治療が可能となってきた。

もうあきらめなくてもよい時代へと突入してきた。


しかしCAR-T細胞療法の約5000万円の薬価はがんの治療費として非常に高額だ。

一般の患者が負担するには困難である。医療開発には費用が掛かるとは思うがあまりにもかけ離れている。

 

ここ数年、先進医療にかかる技術料を一定額まで保障する先進医療特約が流行しています。 200万円とも300万円ともいわれる高額な先進医療費を月額100円程度の掛金で保障してくれるうえ、医療機関までの交通費やホテルの宿泊費まで支払ってくれる会社もあります。
このような破格の内容ながら、各社ともパンフレットやCMなどで積極的に宣伝しており、コストパフォーマンスの高い“お得な特約”として消費者に広く知られることになりました。

でもね♪~約5000万円の薬価は無理ですよね。


今後の医療経済に与える影響が深刻になるのではないか。このような新しい治療法の医療費のあり方について、真剣な議論が必要ではなかろうか。

 

医療関係者も「この技術は、患者が誰でも使えるようにする必要がある」と述べている。

今後一般人が肉体的にも精神的にも、経済的にも安心して治療に当たれる時代が来ることを期待したい。

 

平たく言えば「ねぇ、もうちょっとまけてよ」と言いたい。

 

そして言いたい。今はダメでも、将来必ず解決法は見つかるものである。

汝、諦めることなかれ。

Never give up! 最後まで諦めるな

 


★CAR-T細胞療法
 CAR-T細胞療法とは、患者さん自身の免疫システムを使う免疫療法に、遺伝子の調整技術を加えたものです。実際には、T細胞と呼ばれる病気と闘う白血球を患者さんの血液から取り出し、その遺伝子を組み換えて10日間~2週間ほど実験室で培養した後に患者さんの体内に戻します。遺伝子を改変されたCAR-T細胞は、がん細胞上の抗原蛋白を認識しこれを標的として攻撃を開始します。

 

でき婚に関する一考察 是非・損得勘定そして傾向と対策

ひと昔前は「はしたない!」、「順序が違う」なんて顔をしかめられたデキ婚も、結婚するまで処女を守り抜くと言う考えはほとんどない現代ではおめでた婚とか授かり婚とかへ名前を変えたり、ウェディング業界ではダブルハッピー婚なんて呼ばれるようになったりして、すっかり定着した感があります。

 

恋は盲目と呼ばれるように、好きな人ができれば全てがどうでも良いと思えるのでしょうか。デキ婚大売り出しで流行のようです。

 

出来ちゃった婚、いわゆるデキ婚とか授かり婚といわれているが、アメリカではショットガン・マリッジという様です。


でもね♪~ でき婚にはリスクもあるのです。

 

デキ婚は離婚率高いと言われています。

 実は、デキ婚した人の約40%が5年以内に離婚しているそうです。

20代未満の出来ちゃった婚の離婚率は出来ちゃった婚の80パーセント近いとも言われます。

 

そして5年内に別れるカップルがなんと8割もあるとか。

その為、シングルマザーになる女性の率も高く、一人で子育てする道を歩む方がとても多いのです。

 

男性にとっても結婚と親になると言う名の「責任」は、とても大きいものです。なかには結婚したくない男性もいます。

 

生活費等、金銭面の事で悩む方もいるかもしれません。貯金無しの男性も居るでしょう。


残酷なのは、遊びで、本気じゃなかった、本当は他に好きな人がいた、にも関わらず、責任を取る形で結婚する場合もあることでしょう。

 

これらはでき婚がスピード離婚する理由の一つでもあります。中には、流産を望むような優しさもいたわりの気持ちも無い男性もいるかもしれません。

 

もちろん世の中には愛し合って結婚した方もたくさんいらっしゃることでしょう。そして別れる事もあるでしょう。

 

しかし最初から愛ではなく、責任を取る形だけで、仕方無く結婚するのはいかがなものでしょうか。


 世の中、なぜでき婚でなければならないのでしょうか。結婚の契約をしてから子供を作るのが自然の流れというものです。

 

跡継ぎがいなければ家系が途絶えるから子供ができるかどうか実験したのでしょうか。

子供ができなくても幸せに末永く結婚生活を営んているご夫婦は数多くいらっしゃいます。

 

昭和原人には避妊に失敗した言い訳にしか聞こえません。

 

男性諸君は完全ではありませんがゴム使用とするべきです。


 しかし、世の中にはでき婚を計画的に狙って必殺技をかけてくる女性もいるので要注意です。

 

女必殺仕事人にかかれば男なんてのは哀れな蝶と化すのです。

 

「両親にお見合いを勧められているけど、どうしたらいい?」とイエス、ノーを催促されたり、

「今日は安全日だからOKよ」は最も危険な日なのである。

例えゴムを使ったと安心していても女必殺仕事人はちゃっかり、ゴムに針で穴をあけておいたりするのは朝飯前なのです。

 

「誘い方がわかんな~い」。とぶりっこちゃんが言えば、「そんなの簡単よ。相手に乗っかっちゃえばそれていいのよ」。とある先輩女必殺仕事人は宣うのです。

 

もう女必殺仕事人から逃れる術はありません。

 

婚前スキンシップは結婚へのアプローチであり、ある意味では、彼氏の背中を押し、意思決定を促す行為なのです。

 

そんな魂胆も知らずに、ただでスキンシップができた「ウシシシ」と喜んでいると大変な目に合うこと間違いなし。

 

女性は生まれつき女優なのですから。

 

一生彼女を面倒見なければなりません(共稼ぎの場合もあり)。女必殺仕事人は「3食昼寝付き」の永久就職をゲット~とほくそ笑んでいるのです。

 

女必殺仕事人は「肉を切らせて骨を切り、骨を切らせて命を絶つ」という必殺技を持ち合わせているのです。

 

そういう状況に陥ったならば「君子危うきに近寄らず」"A wise man never courts danger."で、エスケープあるのみです。

 

父親も「うちの娘をどうしてくれるんだ」。等と言いながら内心、「娘よ、よくぞやった、流石、俺の子だ」。と褒めてさえいるのです。

家族ぐるみで罠にかけられたのでは男はなす術がありません。まるで女郎蜘蛛にかかった蝶のようになるのです。一巻の終わり。

 

結婚さえすれば、後は馬車馬のごとく働かせられるのが落ちです。

男はつらいよ♪~」

 

今や、傷物にされたと悲しんでいるのは女性ではなく、実は男性なのです。

 

よよと泣いている女の子は即、オバタリアンへと変身するのです。

ああ無常~。

昔の悲劇は、今や喜劇になったというお話です。

 

一件落着。めでたし、目出度し。

 

いいじゃないの幸せならば♪~

 

9月4日『心を注ぐ急須の日』に因んで


「きゅう(9)す(4)」の日。

「急須」のある生活を進める事で、人々の心にも愛情という潤いを注ぎ、家族のなごみの時間を増やしてもらおうと、京都市伏見区宇治茶の製造卸直販店が制定。「お茶の入れ方セミナー」等を通じて急須でお茶を飲む文化の普及と、人と人との温かいコミュニケーションの拡大を目指しています。

●心を注ぐ急須の日
急須のある生活を進めることで人々の心にも愛情という潤いを注ぎ、家族のなごみの時間を増やしてもらおうと、京都市伏見区宇治茶の製造卸直販店「京都ほっこり庵七之進」の畠山友晴氏が制定。

日付は9と4で「急須」と読む語呂合わせから。「お茶の入れ方セミナー」などを通じて急須でお茶を飲む文化の普及と、人と人との温かいコミュニケーションの拡大を目指している。

 現代はペットボトルのお茶も美味しいものがたくさん出回っています。

 

でもね♪~


急須から入れたお茶とおにぎりはおもてなしの心が伝わるといわれています。


★急須(きゅうす、英語 Teapot)は、茶を注ぐ際に使用される道具。乾燥させた茶葉を入れ、湯を注いで茶葉が開くのを待ち、傾けて茶水を茶碗などに注ぐ。日本の急須は薬缶(やかん)と異なり、直接火に掛けないのが特徴である。 または、ティーポット(英: Teapot)ととも呼ばれる。


◆素材
陶磁器製のものが最も普通である。特に中国で有名だったのが江蘇省宜興窯で作られた紫砂(紫泥)の茶壺である。これは無釉の焼締め陶器で[1] 、ここで産する粘土が鉄分を多く含んでいたため、焼成後は朱茶色や黒紫色を呈し、朱泥、紫泥と呼ばれた。後世日本の萬古焼、常滑焼やイギリスのウェッジウッド窯でも同様のものが作られ、日本では急須の主流をこれらの朱泥、紫泥の製品が占めている。
日本では伊万里焼、九谷焼瀬戸焼薩摩焼などの磁器製も多い。また、備前焼丹波焼などの焼締陶器や、美濃焼萩焼など陶器製のものなど、非常に多くの種類が生産されている。この他鉄製、ステンレス製、アルミ製、ガラス製、石製のものなども見られる。
◆種類
茶こしの種類
急須の中の茶こし (Tea strainer) にも、本体と一体化した陶器・磁器のもの、ステンレスをはめ込んだもの、ステンレスやポリプロピレンなどで出来たかご状のものなど、様々な種類がある。
陶器(デベソ、ささめ等)
ポコ網
平網
帯網
底網
かご網
二口急須、両口急須などがある。
◆選び方
1,常滑(とこなめ)急須を選ぶ
2,急須全体がきれいに仕上がっている
3,『すり合せ』が完璧
4,急須が立つ
5,取っ手が内側に取り付けてある。90度ではバランスが悪い。
6, アミの材質は金属製でステンレス製、フッソ加工されたものならなお良い。
まず陶器製の『(常滑)とこなめ焼き』などを選ぶこと、窯業工学(Ceramic technology) 上から科学的に考察すれば、特に常滑焼きは酸化鉄多く含んだ土で作るため、お茶を入れたときにお茶の タンニンと反応し苦さがとれ、味がまろやかになる。
次にフタを外して立てて見て下さい。見事立ったら急須全体のバランスが良いという事です、このバランスが良いと使い安く、注ぎやすいです。


☆彡おいしいお茶の淹れ方
1.沸騰したお湯を、急須と湯のみに注いで、しばらく茶器を温めます。
2.急須のお湯を捨て、茶葉を入れます。
1人あたり茶さじ2杯くらいが目安です。
3.湯のみに注いでおいた熱湯が80度くらいまで冷めたら、急須に移して1分ほど待ちます。
4.少しずつ均等に注ぎわけ、最後の一滴までしぼりきります。
※急須はお湯を入れてから動かしてはならないと教わる。 雑味がでて渋苦味がでてしまうからどといわれているが水平運動(平アミ急須 水平回転(時計回りで10回)  3g 30秒 80℃)を加えたほうがコク甘みがある。

☆彡私流の茶の淹れ方 必殺技
湯呑に沸騰したお湯をいれ、急須に茶葉を入れます。
湯呑のお湯を捨てないでそのまま急須に注ぐ。急須のお茶を湯呑に数回で注ぐ。

9月3日の「S-903納豆菌の日」に因んで 「納豆は抗菌作用もある優れたバランス栄養健康食品」

最近は健康寿命【(けんこうじゅみょう、英: Health expectancy, Healthy life expectancy)とは日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと】とやらで美しく、元気で長生きするのがはやっているらしい。

 

世の鬼妻さんが「逝くときはぽっくり行ってくださいね」。というのが流行だそうだ。

自分でも気を付けていることは「誰にも迷惑をかけずに平均寿命で自然死」することである。

兼好法師も50歳ぐらいで世を去るのが理想的だとのたまう次第である。

したがって食生活には関心大なのである。

 

「子猫ちゃん、何かいいことないかしら」と常に気を配っている今日この頃である。

そんな時目にしたのが「9月3日はS-903納豆菌の日 」である。

 

もともと私は九州生まれの為か納豆なるものはあまり食べなかった。

何故かというと匂いとネバネバが何となく苦手なのであった。

色々調べていくと「納豆は抗菌作用もあるバランス栄養健康食品」とある。

 

いいじゃない。

 

健康にいいのなら薬だと思って多少のことはがまんガマン。

最初はグーではないが鼻をつまんて、次には息を止めて食べていたがそのうち慣れてきたので普通においしく食べている。

不思議なものである。なんだか少し、健康になってきた気がする。

 

いいじゃないの幸せならば♪~

 

下記は納豆に関する一研究の成果である。多少CMあり。

 

9月3日は「おかめ納豆」で知られるタカノフーズ株式会社が「S-903納豆菌の日 」として制定した日である。

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●S-903納豆菌の日
「おかめ納豆」で知られるタカノフーズ株式会社が制定。S-903納豆菌は同社が保有する2000種類以上のオリジナル納豆菌の中でも新しい特徴を持った納豆菌で903番目に登録されたもの。健康作用の高いスーパー納豆菌であるS-903納豆菌を採用した「すごい納豆S-903」を多くの人に味わってもらうのが目的。日付はS-903の9と3から9月3日に。

※一方、7月10日が「納豆の日」とされている。これは1981年、関西での納豆消費拡大のため、関西納豆工業協同組合がなっ (7) とう (10) の語呂合わせで制定したものであり、1992年、全国納豆工業協同組合連合会が改めて「納豆の日」として制定した。

 


★納豆(なっとう)は、大豆を納豆菌によって発酵させた日本の発酵食品。各種が存在するが、現在では一般的に「糸引き納豆」を指す。

名前の由来
平安中期の『新猿楽記』の中で「精進物、春、塩辛納豆」とあるのが初見で、この『猿楽記』がベストセラーになったことにより、納豆という記され方が広まったとされる。

歴史
糸引き納豆が資料として確認できるのは室町時代中期の御伽草子『精進魚類物語』が最古のものと言われる。なまぐさ料理と精進料理が擬人化して合戦する物語だが、「納豆太郎糸重」という納豆を擬人化した人物の描写は藁苞納豆と通ずるものがある。

戦国時代において、武将の蛋白源やスタミナ源ともなっていた。また江戸時代では、京都や江戸において「納豆売り」が毎朝納豆を売り歩いていた。戦時中は軍用食として、終戦後は日本人を救う栄養食として食べられ[6]、日本に納豆が普及していったが、常食とされるには地域によって長らく偏りがあった。全国的に見られるようになったのは近年(平成)になってからのことである。


◆栄養と効果
納豆には主成分であるグルタミン酸ポリペプチドたんぱく質、脂質、カルシウム、鉄分、カリウム、ビタミンなど、沢山の栄養素が含まれています。

血液凝固因子を作るのに不可欠なビタミンKや大豆由来のタンパク質が豊富であり、現在でも上質なタンパク質源とも言える。食物繊維は100グラム中に4.9 - 7.6グラムと豊富に含まれる。

食物繊維はオリゴ糖等と共にプレバイオティクスと呼ばれる腸内環境に有用な成分であり、納豆菌はプロバイオティクスと呼ばれ、これも腸内環境に有用と考えられている。納豆には殺菌作用が認められ、O157を抗菌することがわかっている。


納豆菌のナットウキナーゼには、血栓を溶かして血液をサラサラにし、【心筋梗塞】や【脳梗塞】を予防する効果、高血圧の防止効果があるといわれています。生理作用としては抗菌作用もあり、O-157などの病原性大腸菌赤痢菌にも効果を示します。


抗生物質のない昔は、赤痢チフスなどの伝染病に対し、納豆が一種の薬として使われていた。病原性大腸菌あるいはサルモネラ菌に対する抗菌作用も立証されている。納豆に含まれるジピコリン酸は、抗菌作用を有し、溶連菌、ビブリオ、O-157などへの強い抗菌効果が認められている。納豆湿質量100gに対し20mg前後のジピコリン酸が含まれている。

納豆には血栓を溶かす酵素が含まれており、納豆から単離したナットウキナーゼを経口投与したイヌで血栓の溶解が観察されたという報告がある。

納豆に含まれるビタミンK2は骨タンパク質の働きや骨形成を促進することから、ビタミンK2を多く含む納豆が、特定保健用食品として許可されている。

また、ポリグルタミン酸にはカルシウムの吸収促進効果があるため、納豆から抽出されたポリグルタミン酸特定保健用食品として許可されている。納豆菌の一部には、安定した芽胞のまま腸内まで生きて到達してビフィズス菌を増やし腸内環境を正常化する効果があることから、そのような効果を持つ納豆が特定保健用食品として認可されている。

多くのマメ科植物の種子と同様に、ダイズ種子中には有毒なタンパク質性のプロテアーゼ・インヒビターやアミラーゼ・インヒビターやレクチンが含まれているため、生食はできない。そのため、加熱してプロテアーゼ・インヒビターやアミラーゼ・インヒビターを変性・失活させて消化吸収効率を上げている。
なお、加熱してもプロテアーゼ・インヒビターの失活は十分ではないので、納豆菌などを繁殖させて納豆菌の分泌するプロテアーゼによってダイズ種子中のタンパク質を分解させると、タンパク質の消化吸収効率が増大する。

米飯食、米飯+大豆食、米飯+納豆食で食後血糖値を比較したところ、米飯+納豆食、米飯+大豆食、米飯食の順で血糖の上昇が少なかった。納豆の水溶性食物繊維や粘性の高い成分が血糖の抑制に貢献した可能性がある。


●納豆の効果
1美白効果
2スタミナUPの効果
3骨を丈夫にする効果
4悪酔いを防ぐ効果
5肩こりや疲労を取り除いてくれる効果
6たばこやアルコールの害から体をまもる効果
7夏バテ予防効果
8頭がよくなる効果
9整腸作用効果
10老化防止効果
11血液サラサラ効果(ナットウキナーゼ効果)等があります。

1.美白効果
納豆に多くふくまれる、ビタミンB群(B1,B2,B12)の効果により肌が美しく(美肌効果)があると言われています。ビタミンB群には、女性を健康な体につくり上げたうえ、魅力ある色白美人に変えてしまう、さまざまな働きがあります。それ以外にも、B群ほどではないにしても、納豆にはビタミンEも多く含まれていて、これが末梢の血管まで血行を促進するので、健康的な肌になります。さらにビタミンEは、女性ホルモンの分泌をスムーズにして、美白、美容効果をあげてくれます。
ビタミンB郡の効果効能について
ビタミンB1は、体の疲れを取り除き、脚気を防ぐほか、豊富な繊維質が便秘を解消してくれ、肥満の原因である糖質を体内で燃焼させエネルギーに変えてくれます。
ビタミンB2は、体の倦怠感を除去し、皮膚や粘膜を守って生き生きとするほか、目の疲れをとって、目をきれいに美しくしてくれます。
ビタミンB12には、とくに女性に多い貧血を防止する作用があります。

2.スタミナUP効果
納豆には、アミノ酸化された、たんぱく質やビタミン群が含まれており、その結果スタミナ強化に役立ち仕事や勉強の持続力が増します。そのため仕事を継続していても疲労が減少されます。納豆には、ナットウキナーゼをはじめとするさまざまな酵素が内含されていますが、その中のプロテアーゼは、たんぱく質を効率よく分解してたくさんのアミノ酸を生み出す。うま味をつくり出すグルタミン酸も、そのひとつ。プロテアーゼにはまた、血圧を上げる酵素を抑制する働きがあり、血圧降下剤にも使われています。

3.骨を丈夫にする効果
大豆は、きな粉などとともにカルシウムが豊富で、100g中におよそ240㎎のカルシウムが含まれています。ところが、カルシウムには、あまり吸収がよくないというネックがある。その点、納豆には消化のよいたんばく質がたっぷり含まれていて、それがカルシウムの消化吸収をも助けてくれるのです。だから、納豆の好きな子どもは骨が太く、体形もがっちりしてくる。また、高齢者に多い骨そしょう症を防ぐためにも、カルシウムは積極的に摂取すべきです。とくに閉経後の女性などは、納豆をたくさん食べて、骨を丈夫にするといいでしょう。


4.悪酔いを防いでくれる効果
納豆のネバネバが悪酔いを防いでくれる貴重な物質になるといわれています。
また、納豆には、良質のたんぱく質とビタミン類もたっぷり含まれているので、肝機能をアップさせる効果もあります。

5.肩こりや疲労を取り除いてくれる効果
肩こりというのは、筋肉に毒された乳酸などが分解されて起こる一種の血行障害です。納豆に含まれるサポニンには血管を丈夫にして血行をよくする働きがあるので、肩こりや疲労を取り除いてくれます。


6.たばこやアルコールの害から体をまもる効果
納豆に多く含まれるビタミンB2は、肝臓の解毒作用の機能をさらにアップされせ、たばこやアルコールの害から体をまもってくれます。


7.夏バテ予防効果
納豆は、良質のたんばく質を多く含み、スタミナ強化には申し分のない食べ物です。さらに豊富などタミンB群が暑さからくる体力の低下を防ぐほか、レシチンやミネラルが弱った体にパワーを植えつけ、リフレッシュしてくれます。納豆は、夏バテ防止には不可欠の食品になります。


8.頭がよくなる効果
脳の細胞を活発に働かせれば記憶力や思考力がUPします。納豆には脳の細胞を活性化するために必要なレシチンのほかに、神経伝達物質アスパラギン酸グルタミン酸など、アミノ酸を大量に含んでいます。特にレシチンは、記憶力を高める作用を持つことが、ドイツの学者、ゾルガッツ博士の実験で立証されており、短期的な記憶力には効果があるとされています。
脳は、ニューロンとよばれる神経細胞の集まりです。このニューロンが脳のなかに複雑なネットワークをはりめぐらせています。このニューロン同士が接合する部分のシナプスはCDのように情報を蓄積したり、送り出したり、神経回路のスイッチの役目をしている。このシナプスの活発度で記憶の容量にちがいが出てきます。レシチンは、このシナプスで分泌される神経伝達物質の合成に重要な役割をになっている。このような作用は納豆だけでなく、大豆にも同様の効能が認められ、このレシチンが脳細胞を活性化するので、頭が良くなります。

9.整腸作用効果
人間の腸内には約100種類、100兆個の腸内細菌が住んでいるといわれています。これらの腸内細菌は、腸内菌叢と呼ばれ、そこにはヒトの健康によい働きをする有益菌と、悪い働きをする有害菌がいる。健康な人には有益菌が多い状態で一定のバランスが保たれていますが、食事や環境の急変などで有害菌が増え、腸内菌叢が乱されると、下痢や便秘などの消化整腸作用も乱れてきます。納豆はこれらの原因となる有害菌を抑え、便通異常を改善する働きもするのである。


10.納豆の老化防止効果
納豆菌には、腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)の働きを活気づけ、整腸作用との相乗効果で、腸内をきれいに掃除してくれる働きがあるため、納豆菌による整腸効果と繊維質の働きで、納豆を食べていれば、腸はいつもきれいで便秘もなく、若々しい体が保てます。
腸の中が健康で正常な働きがなされていれば、消化吸収の作用もスムーズに行われるため、老化防止の効果もあります。

11.ナットウキナーゼで血液サラサラになれます
ナットウキナーゼには血栓除去作用があり、血液サラサラになります。


●香り
納豆菌を使用して発酵させるため、納豆菌特有の発酵時の香りがある。68種類のにおい成分から構成されている。代表的な「ピラジン」は、アーモンド・ココア・パン・味噌・醤油にも含まれる香りである。中には「アンモニア」成分も含まれており、古くなって発酵が進みすぎたり製品管理が悪い場合は、このアンモニア臭が強くなる。

どうしても匂いが苦手な方は息をしないで一気に口の中に入れるのもありです。

「わら納豆」は藁の香り、経木で包んだものはその木の香りが加わる。また、発酵室内で薫煙処理を行う場合もある。納豆を苦手とする人はこの匂いを理由に挙げることが多く、近年では匂いを抑えた製品も市販されている。


シュールストレミングやホンオフェ等に比べると優しい香りである。


◆医薬品との相互作用
ビタミンK2は抗凝血薬(ワルファリン)の作用を弱めることから、ワルファリンの服用中は、納豆は避けるべきとされる

◆食べ方
先に20回ほど良くかき混ぜた後でたれをかけて食べるのが必殺技である。


納豆をふんわりとした食感で食べるためには、糸を引いて空気を含むように良く練ることである。これは、先にタレなどを加えると水分過多となってしまい粘りがあまり出なくなってしまうからである。


納豆を食べ慣れていない場合、特有の伸びた糸やちぎれた糸によって器や食卓を汚してしまうことやその食べにくさが問題となるが、その場合は箸先を味噌汁に少しだけ浸けて納豆を食べるようにすると粘り気を保ちつつ余分な糸ができにくくなる。味噌汁に含まれる水分、塩分、そして温度などで糸を安定させている成分であるフラクタンが不安定になり糸が伸びる前に切れるからである。

 

納豆を叩き刻んで味噌汁に入れた納豆汁は、江戸時代までは納豆ご飯よりも頻繁に食卓に上っていた。そば、うどん、カレーライス、ラーメン、チャーハン、和風スパゲッティのトッピング、お好み焼きの具、納豆巻きの具、オムレツの具、天ぷらのタネ、焼き餅の具などとしても用いられる。

 

パンが焼ける匂いと納豆の共通の芳香成分(トリメチルピラジン)において調和するためか、納豆をパンにのせる・袋状のパン(ピタ)に入れる・はさむ、などの方法で食べることも、いわゆる納豆パン・納豆トーストとして定着している。

 

納豆を包丁で細かくしたり、すり鉢でするなどのような調理法で納豆の形が変わるだけでも印象も変わりますし、たとえば納豆を揚げるとパリっと香ばしい納豆特有のねばりや臭いが消えた食べ物に変化しますのでお勧めです。もしこのように納豆を【天ぷら】にする場合は、加熱しすぎには注意です。納豆は、70℃以上で酵素が変性すると言われています。

 

●薬味・合わせ物 などレシピ
醤油やタレの他、和ガラシを加える食べ方が一般的だが、鶏卵やウズラの卵、ネギ、ミョウガ大根おろし、とんぶり、削り節、海苔、青海苔などを合わせて食べることも多い。ナガイモ(とろろ)、メカブ、オクラ、なめ茸など、納豆同様に粘り気がある食品と混ぜることも広く行われる。

 

ネギやからしを加えると納豆のアンモニア臭を抑える効果があり、優れた薬味ともいえる。ネギやからしを途中で加えずに、蕎麦のネギやわさびと同様に最後に少しだけ載せる場合、からしの代わりにワサビを載せる場合もある。

 

血糖値対策として「納豆サラダ」というのもいいようです。キャベツやキュウリを千切りにして納豆をうまくからませるとおいしく食べられます。

また、北海道や東北地方では上白糖を混ぜる場合もある。醤油に一つまみ程度の上白糖を加え“甘だれ”風にしているものであり、焼いた餅を食す場合でも同様の方法が存在する。


福島県ではハクサイの漬物を入れて食べる者もいる。野沢菜漬やキムチなどを混ぜて食べられることもある。漬物に含まれる乳酸はアンモニアを中和し、臭いを抑えて食べやすくする効果がある。


●納豆文化圏
朝鮮半島から日本、中国南部、タイ、ラオスミャンマー、インド東北部、ネパール、ブータンなど、アジアでは幅広い範囲で大豆を塩を加えることなく発酵させた「納豆」が食されています。

最近は納豆が苦手だった欧米諸国の人たちの中にもファンが広がってきました。

 

 ※私のお勧め

 

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