終活・生活・再生日記 「夢幻」

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終活と遺品整理 9月19日の遺品整理の日に思う

終活と遺品整理 9月19日の遺品整理の日に思う

9月19日は遺品整理の日である。

『遺品整理の日』 :株式会社アヴァックが制定。
大阪府箕面市に本社を置き、梱包事業、給食事業、生花事業、産直市場など、さまざまな事業を展開する株式会社アヴァックが制定。秋の彼岸の月である9月に祖先を供養するとともに、故人の遺品も供養して整理し、遺族に新たな一歩を踏み出すきっかけの日にして欲しいとの願いが込められている。日付は依頼された遺品の整理をすぐ(クイック=9.19)にするという意味からです。

 

 近年、終活という言葉をよく耳にするようになった。団塊の世代(団塊の世代とは、日本において1947〜1949年頃に生まれた世代)も早、古希を迎えたせいであろう。

 終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略で、人間が人生の最期を迎えるにあたって執る様々な準備やそこに向けた人生の総括を意味する言葉である。

日本の社会は、他国とは比較にならないほど急速に少子高齢化が進み、近い将来、団塊の世代が大挙して介護を受け、そしていずれ鬼籍に入る。そのため現代では高齢者の間では、周囲に迷惑をかけずに人生を終わるための準備する必要性が増した。20世紀初頭のように子供が多くて10人という時代には、分担して親の老後の世話や故人の後始末を行うことができたが、現代のように子供1人が珍しくない時代には、子供へ大きな負担はかけられない。そのため社会現象として“終活”が広がっている。


終活の主な事柄としては生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備や、残された者に迷惑がかからぬよう生前整理、残された者が自身の財産の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことなどが挙げられる。

準備:エンディングノートや遺言。どのように葬儀などを執り行うか、また財産分与などの方法を事前に親族に伝えておく。意思表示ができないような障害を負うと手遅れになる。認知症の症状が出る前に意思表示をしておく必要がある。

生前整理:生きて動ける間に行う、身の回りの物品の整理と社会的な関係の整理。難しいことではあるが、欲と役を捨てることが必要となる。

 

物理的物品の整理:独居老人が孤独死をして、遺品整理あるいは“親家片”(親の家の片付け)という社会問題が生じている。別居する子供がいる場合でも、遺品が多いと子供にとって親の家の片付けが大きな負担となり、専門の遺品整理業者を雇う場合が多い。

体が動く間に、本人にとって本当に大切なできるだけ少量の物だけに絞っておくことが必要である。欲を捨てモノを増やさないことが大切である。また、電子データやインターネット上の登録情報などのデジタル遺品について前もって整理しておく、ログインIDやパスワード等の情報を残して対応を決めておくことも必要である。

遺品整理士によると
 遺品整理の現場には様々なモノが眠っていますが、時として生前の本人からは想像もしないモノが出てくる時もある。
実際の遺品整理士の方が体験したのは、元小学生教師が1,000本を超えるアダルトビデオを自宅に隠していたという。

アダルトな雑誌やDVDが遺品として発見されるケースは多い。

またアダルトなモノだと男性を思い浮かべてしまいますが、女性の場合でも同様である。

女性専用のアダルトグッズが女性の部屋から出てくることは、男性同様よくある。

「立つ鳥跡を濁さず」

 


★遺品整理士について
遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理士認定協会の運営する資格であり、この仕事は、遺族としっかり連携を取って遺品を整理するだけでなく、リサイクルや産業廃棄物といったものの廃棄に関する知識を持っておくことで、いらなくなった遺品を正しく処理するという役割を持っている仕事です。遺品整理士認定協会で資格を取得すると遺品整理士として認められ、認定証書が発行されます。

遺品整理士が今なぜ必要かというと、法整備が整っていないことで起こるトラブルを未然に防ぐためです。孤独死の増加とともに、遺品整理業者も増加しています。中には不法投棄をする業者や高額な費用を請求する業者、遺品を粗末に扱う業者などもおり、業界の健全化の必要性が高まっていました。そのため、正しい知識を身につけた遺品整理士を設けることにより、多くの方に安心して利用してもらうことを目指しているのです。
正しい知識と適切な整理を身につけることにより、今後遺品整理士は多くの方から求められる存在となります。また、運送業やリサイクル業などの副業としても、業界から注目されています。


多くの方は「遺品整理士」といえば、遺品=故人が残したごみを処理する業者、という印象を抱くかもしれません。

もちろんそうした業務も請け負います。しかし、それが全てではありません。
遺品整理士とは、遺品を整理するとともに、遺族=クライアントさんの意向に沿って、必要な各種専門業者さんをコーディネートする役割もあるのです。

近年「高齢化社会」を危惧する声が増している日本において、高齢者の核家族化が加速していることこそ、いずれ訪れる「超高齢化社会」の序章なのだと言えるでしょう。

高齢者の一人暮らしが増えると、誰か家族が看取ることなく、亡くなる方が増えているのです。
特に子や孫が、地方に住む親元を離れ、東京などに出ることが多い現代社会では、仕方のないことかもしれません。
そこで社会として大きな課題となっているのが、亡くなった方の遺品をどう整理するのか、ということです

また地方の高齢者となれば、一軒家にお住まいの方も多く、そうなると土地関連の書類もあるはずです。
銀行口座の通帳や印鑑、クレジットカードなども生活必需品といえます。


◆遺品整理にまつわるトラブルと対策
ひとつは業者による高額請求です。作業の前に詳細な見積もりを提示せず、ざっくりとした金額を請求してくる業者は特に怪しい。

たとえ見積もりを出してもらったとしても、最初の提示額を安くして仕事を請け負い、作業後に高額の上乗せを要求してくる業者がいます。

家ひとつを整理する場合は、少なくとも数十万円かかります。規模によっては100万円を越えることもある。
見積もりの提示額が数万円単位であったら、その業者を疑う必要があります。

また、遺品を買い取ってもらう場合、安い査定額で買い叩かれるケースもあります。
故人が趣味で買い集めたものであれば、その価値がわかる人は多くありません。それはかつて生活を共にした家族も同じです。

そのため、遺族が詳しくないのをいいことに、たとえ価値が高い家具や装飾品、美術品なども安値で引き取り、転売しようとする業者がいるのです。

このような悪徳業者を見分けるポイントとして、同じように買い取り金額を示さず、「まとめて幾ら」と伝えてくる業者は怪しいと考えたほうがいいでしょう。

そもそも、中古品を売買するためには会社であれ個人であれ、「古物商」の許可が必要となります。許可を受けた業者は、許可番号が記された許可証が交付され、その番号を示して営業しなければいけません。

もし遺族として遺品の整理を依頼する場合は、まずこの許可番号を確認することをお勧めします。

しかしながら、たとえ古物商の許可を受けていたとしても、悪質な買い取りを行う業者もいるのが現実です。
もうひとつお勧めしたいのは、いくつかの買い取り業者から相見積もりを取ること。これは清掃など他の作業にも同じことがいえます。

相見積もりを取ることで、自然と相場もわかってきますし、結果的に高額な料金を請求する整理業者をあぶり出すこともでき、遺品を安く買い叩かれるのを回避することもできます。

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