終活・生活・再生日記 「夢幻」

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毎月3日は宝生如来と多宝如来の縁日

毎月3日は宝生如来多宝如来の縁日

宝生如来 ほうしょうにょらいは五大如来のひとつで、四菩薩を眷属けんぞくとします。

 

 

 


いろいろな宝物を生み出し、福徳を授ける仏様です。あらゆるものは平等であるという精神を説きます。
望みをかなえる与願印を結ぶのが特徴です。
開敷華王如来かいふけおうiにょらいと同じとする考え方もあります。
また、宝相如来ほうそうにょらいとの関連性もあるとする説もあります。

●五大如来金剛界五仏
中央大日如来/東阿閃如来/南宝生如来/西阿弥陀如来/北不空成就仏
胎蔵界五仏
中央大日如来東宝如来/南開敷華王如来/西無量寿如来/北天鼓雷音如来
●四菩薩
金剛宝/金剛光/金剛幢/金剛咲


宝生如来(ほうしょうにょらい、ラトナサンバヴァ)は、仏教における信仰対象である如来の一尊。

五智(ごち)如来の一。大日如来に備わる平等性智(びょうどうしょうち)から出たもので、金剛界曼荼羅(まんだら)の南方の月輪の中尊。肌は金色で、一切の財宝をつかさどるという。宝生仏。

五智如来(ごちにょらい)は、五大如来ともいい、密教で5つの知恵(法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智)を5体の如来にあてはめたもの。金剛界五仏のことである。 作例としては、東寺(教王護国寺)講堂、京都・安祥寺の像が著名である。《大日如来(中心)、阿閦如来(東方)、宝生如来(南方)、観自在王如来阿弥陀如来)(西方)、不空成就如来(北方)》


三昧耶形は三弁宝珠。
密教における金剛界五仏の一で、金剛界曼荼羅では大日如来の南方(大日如来の向かって左方)に位置する。唯識思想における仏の悟りの境地のひとつ「平等性智」(びょうどうしょうち)を具現化したものである。
和歌山・金剛三昧院多宝塔の五智如来

これは、全ての存在には絶対の価値があるということを示す。 印相は、左手は腹前で衣を掴み、右手は手の平を前に向けて下げる「与願印」(よがんいん)を結ぶ。

日本における宝生如来の彫像は、五仏(五智如来)の一として造像されたものが大部分であり、宝生如来単独の造像や信仰はまれである。

宝生如来(ほうしょうにょらい)は財宝を生み出し人々に福徳を授ける仏
  語源は「宝よりうまれたもの」を意味し、財宝を生み出し人々に福徳を授けるといわれています。一切の垣根を取り払い、あらゆる全ての現象・事物を平等に観るという意味で「平等性智(びょうどうしょうち)」と呼ばれる智慧を具現化した仏です。
 密教における大日如来の5つの智慧を表す五智如来の一尊です。
ご利益
 病気治癒、無病息災、滅罪の功徳があるとされています。
宝生如来(ほうしょうにょらい)の像容
 左手は衣服の端を握り、右手は手の掌を前に向けて下げる与願印(よがんいん)を結んでいます。願いを聞き入れ、望むものを与えようとする身振りを表しています。宝生如来の単独の造像はほとんどありません。
有名寺院と像

 ・京都府:東寺
 ・奈良県唐招提寺
 ・大阪府:歓心寺

宝生如来(ほうしょうにょらい)の真言
 オン・アラタンノウ・サンバンバ・タラク


多宝如来・仏(たほうにょらい・ぶつ)
三十日秘仏の三日仏。
宝勝如来と同じ、とも言われます。
東の方角にある宝浄という世界に居る仏様です。
ふつう多宝塔にお釈迦様(左)と共に祀られます。
お釈迦様が法華経を説いているとき、高さ500由旬ゆじゅんの宝塔が出現し、法華経が真実であることを賞賛しました。そして、中に坐していた多宝如来が半分席をゆずり、並んで坐った話しに基づきます。
法華経』宝塔品に現れる仏で,もと東方宝浄世界の教主であった。菩薩の位にあったときの誓願は,法華の説法のあるところには宝塔を湧き起らせて,その説法が真実であることを証明しようということであった。彼は,釈尊の説法が真実であることを,宝塔を湧出させて証明したと説かれている。

多宝如来(たほうにょらい)は、仏教の信仰対象である如来の1つ。サンスクリットではプラブータ・ラトナ Prabhūta-ratnaと言い、「多宝」は意訳である。妙法蓮華経法華経)に登場する、東方の宝浄国の教主。釈尊の説法を賛嘆した仏である。多宝塔に安置したり、多宝塔の両隣に釈迦牟尼仏と合わせて本尊(一塔両尊)にしたりする。

法華経の見宝塔品第十一
多宝如来は、過去仏(釈尊以前に悟りを開いた無数の仏)の1人であり、東方無量千万億阿僧祇(あそうぎ)の宝浄国に住するという(「無量千万億阿僧祇」とは「無限のかなた」というほどの意味)。中国、朝鮮半島、日本を通じて多宝如来単独の造像例はほとんどなく、妙法蓮華経法華経)信仰に基づいて釈迦如来とともに2体1組で表される場合がほとんどである。

釈迦如来多宝如来を一対で表すのは、法華経の第11章にあたる
見宝塔品(けんほうとうほん)の次の説話に基づく。
釈尊(釈迦)が説法をしていたところ、地中から七宝(宝石や貴金属)で飾られた巨大な宝塔が出現し、空中に浮かんだ。空中の宝塔の中からは「すばらしい。釈尊よ。あなたの説く法は真実である」と、釈尊の説法を称える大音声が聞こえた。その声の主は、多宝如来であった。

多宝如来は自分の座を半分空けて釈尊に隣へ坐るよう促した。釈尊は、宝塔内に入り、多宝如来とともに坐し、説法を続けた。過去に東方宝浄国にて法華経の教えによって悟りを開いた多宝如来は「十方世界(世界のどこにでも)に法華経を説く者があれば、自分が宝塔とともに出現し、その正しさを証明しよう」という誓願を立てていたのであった。

この説話に基づき、釈迦如来多宝如来を一対で造像したり、1つの台座に釈迦如来多宝如来が並んで坐す並坐像(びょうざぞう)が作られた。

如来像の安置 多宝如来の有名な彫像としては奈良県奈良市雑司町『東大寺』がある。
日蓮宗法華宗
日蓮宗法華宗では、多宝如来法華経の正しさを証明する仏として、釈迦如来に次いで重視されており、宝塔の両脇に釈迦如来多宝如来を配した「一塔両尊」という安置形式をしばしば見る。

日蓮宗法華宗以外
日本における日蓮宗法華宗以外の遺品としては、奈良・東大寺戒壇院中央の塔内に安置された釈迦如来多宝如来像(唐時代)が知られる。中国における作例としては、東京・根津美術館所蔵の銅造釈迦如来多宝如来並坐像は、中国・北魏の「太和13年」(489年)の銘があり、制作年代の判明する基準作として貴重である。

 

※代表的な如来である釈迦如来大日如来阿弥陀如来薬師如来のことを四如来という。
五智如来大日如来(中心)、阿閦如来(東方)、宝生如来(南方)、観自在王如来阿弥陀如来)(西方)、不空成就如来(北方)を言う。

 

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