終活・生活・再生日記 「夢幻」

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毎月18日は『観音の縁日』 奈良・薬師寺のイケメン聖観音様に会いに行こう

毎月18日は『観音の縁日』となっている。 
「観世音菩薩」の縁日です。

※1月18日が「初観音」。
観音の縁日は観音講に由来するといわれ、京都・「清水寺」の清水講は特に有名です。
観世音菩薩は、慈悲深い徳があって、大慈大悲で衆生を済度するのを本願とし、世の衆生の求めに応じて大慈大悲を垂れ、三十三身に身を現じると言われる勢至菩薩と共に阿弥陀如来の脇侍です。

 

この機会に観音様巡りをして回るのも一興ではなかろうかと思う。

 

観音菩薩(かんのん ぼさつ )は、仏教の菩薩の一尊。観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)または観自在菩薩(かんじざいぼさつ)ともいう。救世菩薩(くせぼさつ・ぐせぼさつ)など多数の別名がある。一般的には「観音さま」とも呼ばれる。

●信仰・位置づけ
『観音経』などに基づいて広く信仰・礼拝の対象となっている。また、『般若心経』の冒頭に登場する菩薩でもあり、般若の智慧の象徴ともなっている。浄土教では『観無量寿経』の説くところにより阿弥陀如来の脇侍として勢至菩薩と共に安置されることも多い。観音菩薩は大慈大悲を本誓とする。

 

観世音菩薩は、本来男性であったと考えられるが中国では「慈母観音」などという言葉から示されるように、俗に女性と見る向きが多い。
また、妙荘王の末女である妙善という女性が尼僧として出家、成道し、観音菩薩となったという説話が十二世紀頃に中国全土に流布し、『香山宝巻』の成立によって王女妙善説話が定着、美しい女性としての観音菩薩のイメージが定着したとする説もある。

 

観音が世を救済するに、広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体を現じる。これを観音の普門示現(ふもんじげん)という。法華経「観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)には、観世音菩薩はあまねく衆生を救うために相手に応じて「仏身」「声聞(しょうもん)身」「梵王身」など、33の姿に変身すると説かれている。

種類としては

聖観音
十一面観音
千手観音
馬頭観音
准胝観音or不空羂索観音
如意輪観音
等がある。

 

興味を惹かれるのは六観音像がある。

真言系では聖観音、十一面観音、千手観音、馬頭観音如意輪観音准胝観音六観音と称し、天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。六観音は六道輪廻(ろ くどうりんね、あらゆる生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの で、地獄道-千手観音聖観音、餓鬼道-聖観音畜生道馬頭観音修羅道-十一面観音、人道-准胝観音、天道-如意輪観音という組み合わせになっている。
日本での六観音
地獄道聖観音
餓鬼道:千手観音
畜生道馬頭観音
修羅道:十一面観音
人間道:准胝観音真言宗系)不空羂索観音天台宗系)
天道:如意輪観音
寛信『伝受集』や實運『諸尊要抄』のように、日本での六観音と『摩訶止観』の六観音を同一視する説もある。重複する二つの変化身のうちでは准胝観音のほうが挙げられる。

 

私のお勧め二大観音といえば➀奈良・法隆寺 - 百済観音(国宝)➁奈良・薬師寺 - 聖観音(国宝)である。

京都駅から法隆寺駅へ行く方法と

京都駅から近鉄薬師寺唐招提寺まで行き、法隆寺へと行くコースがある。

1日あると余裕で楽しめる。

 

百済観音(くだらかんのん)は、高さ210.9cm、奈良県斑鳩町法隆寺が所蔵する飛鳥時代(7世紀前半 - 中葉)作の仏像(木造観音菩薩像)である。


法隆寺 百済観音


奈良・法隆寺 - 百済観音(国宝)は流れるような線が美しい。

一般的な仏像は六頭身ですが、百済観音は八頭身で現代的な美男子です。

正面から見ると寸胴で変化がないように見えますが、真横から見るとしなやかなで綺麗なS字ラインが美しい。フランス・ルーブル博物館で展示されたときは、“日本のビーナス”とヨーロッパ中でもてはやされました。

ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェル「キャンディス・スワンポールCandice Swanepoel」があたかも天女として降臨したような錯覚に陥ってしまいそうである。

 

➁現代イケメン観音といえば奈良・薬師寺 - 聖観音(国宝)である。


奈良 「薬師寺」

奈良・薬師寺 - 聖観音は(金銅造 像高188.9cm 奈良時代)
端正な顔立ち、美しい指の動き、シースルールックとどれをとってもこの世のものとは思われない。
世界最高峰の薬師三尊像とともに美しすぎる仏像である。


◆付録

観音菩薩を祀る主な寺院
栃木・中禅寺(立木観音堂) - 千手観音(重要文化財
栃木・大谷寺 - 千手観音(大谷磨崖仏)(特別史跡重要文化財
栃木・寺山観音寺 - 千手観音及両脇侍像(重要文化財
東京・浅草寺 - 聖観音秘仏の像など複数、うち一体台東区指定文化財
東京・護国寺 - 如意輪観音
東京・品川寺 - 水月観音聖観音
東京・塩船観音寺 - 千手観音(東京都指定有形文化財
神奈川・長谷寺 - 十一面観音(神奈川県指定重要文化財
神奈川・弘明寺 - 十一面観音(重要文化財
神奈川・大船観音寺 - 白衣観音
福井・羽賀寺 - 十一面観音(重要文化財
福井・馬居寺 - 馬頭観音重要文化財
滋賀・石山寺 - 如意輪観音重要文化財
滋賀・向源寺(渡岸寺) - 十一面観音(国宝)
滋賀・櫟野寺 - 十一面観音(重要文化財
京都・松尾寺 - 馬頭観音
京都・広隆寺 - 不空羂索観音(国宝)、千手観音(立像)(国宝)、聖観音重要文化財)、如意輪観音重要文化財)、千手観音(坐像)(重要文化財
京都・清水寺 - 千手観音(本堂)、千手観音(奥の院)(重要文化財
京都・三十三間堂 - 千手観音(国宝・湛慶作)、千手観音1,001躯(重要文化財
京都・六波羅蜜寺 - 十一面観音(国宝)
京都・大雲寺 - 十一面観音(行基作)
京都・観音寺 - 十一面観音(国宝)
京都・醍醐寺上醍醐) - 如意輪観音重要文化財)、准胝観音
大阪・大聖観音寺あびこ観音) - 聖観音
大阪・四天王寺 - 救世観音
大阪・観心寺 - 如意輪観音(国宝)
大阪・葛井寺 - 千手観音(国宝)
大阪・道明寺 - 十一面観音(国宝)
兵庫・神呪寺 - 如意輪観音重要文化財)、聖観音重要文化財
兵庫・斑鳩寺 - 如意輪観音重要文化財
兵庫・須磨寺 - 聖観音
奈良・法隆寺 - 百済観音(国宝)、夢違観音(国宝)、救世観音(国宝)、九面観音(国宝)
奈良・興福寺 - 千手観音(旧食堂本尊、国宝)
奈良・薬師寺 - 聖観音(国宝)
奈良・唐招提寺 - 千手観音(国宝)
奈良・法華寺 - 十一面観音(国宝)
奈良・長谷寺 - 十一面観音(重要文化財
奈良・室生寺 - 十一面観音(国宝)
奈良・東大寺 - 十一面観音(二月堂)、不空羂索観音(法華堂(三月堂)、国宝)、如意輪観音(金堂、重要文化財
奈良・大安寺 - 十一面観音、馬頭観音楊柳観音聖観音不空羂索観音(以上全て重要文化財
奈良・聖林寺 - 十一面観音(国宝)
和歌山・道成寺 - 千手観音(国宝)
和歌山・金剛三昧院 - 十一面観音(重要文化財
和歌山・補陀洛山寺 - 千手観音(重要文化財
福岡・観世音寺 - 聖観音、十一面観音、馬頭観音不空羂索観音(以上重要文化財

 

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