終活・生活・再生日記 「夢幻」

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太っていることが美と富の象徴とされる国 モーリタニアの今昔物語 「このケーキ、ほな~、どないしょ~」

アフリカ西北のモーリタニアにはダイエットという言葉は辞書にはない?

ぽっちゃり女性がモーリタニアでは超美人なのです。

 

アフリカの人々の生活の中には、たくさんの伝統的なしきたりや習慣が残っている。

首にリングをはめて長くしたり、唇に皿をはめたり、顔にピアスや刺青するなどの習慣、風習がある。

ブラジルでは臀部がふくよかな女性が美人とされているし、体の部位の黄金比が美の基準の国もあるし、豊かなバストが美の基準となる欧米社会とは若干異なっている。

 

住んでいる地域、歴史、文化、伝統、習慣や風習の違いがあり、世界の中では十人十色だとは思う。

時代によって価値観も変化する。絶対的尺度はないのではなかろうか。

 

モーリタニアの一般男性に女性は太っているほうがよいか、痩せているほうが良いかと質問すると、10人中8人は太っているほうがよいという返事が返ってくる。そして、中年以上の母親に同じ質問をすると、10人中7人は「ガバージュはしたくないが、太っているほうが良い」と答える。

モーリタニアニジェール、マリ北部に生活するアラブ・ベルベル系の遊牧民、とりわけモール系の遊牧民の間では、太った女性が美しいとされてきた。

過酷な砂漠の中で生活していながら、妻がふくよかなのは豊かさの証であり、その夫の甲斐性の証でもあった。モーリタニアの民謡や歌謡曲に、太った女性を讃える歌詞がたくさんあり、またモール人のことわざに 「女性がこころの中を占める割合は、女性のからだの大きさと同じ」とある。

 モール人の女性たちは、ほぼ100%イスラム教徒でありながら、他の国のイスラム教徒のように顔を覆うこともなく、家の中にとじこめらることもなく、比較的自由に離婚し、子連れで再婚する。その女性たちの「美しさ」の秤(はかり)は太っていることなのだ。太っているほど美しい・・・・。太っているほど、周りからうらやましがられ、背中や腿の線条走っている肥満の筋を自慢しあう。そして結婚した後、ほとんど動くこともなくたくさん食べる、これが女性の誇りであり、何度も再婚して一段と太っているのがかっこ良い女性像なのである。

かつてモーリタニアでは15歳くらいが適齢期で、太っていないと良い夫にもらってもらえないというような考え方をされていた。

そのために、9歳から11歳くらいの女の子に無理やり食べさせるガバージュという習慣があった。
多くは祖母や叔母の役割だが、母親から子供たちを預かって、毎日必ず5ガロン(約19L)の脂肪を豊富に含むラクダの乳を飲まされたり、2kgものクスクス(小麦粉から作った小粒のパスタ・スパゲッティのみじん切りのようなもの)に、砂糖をやバターを混ぜたものを食べさせたりした。家庭によっては、5歳くらいから乳をたくさん飲ませて、胃を大きくし、適齢期にふくよかになるように育てられたりした。

適齢期を迎える少女が太っていないと、十分に太らせることもできないダメな家とみなされてしまうからだ。15,16歳で結婚する女性が太っていると、ガバージュをきちんとできるほどの良い家庭、経済的に豊かという証だったのである。

ラクダの乳は、優先的にこの少女たちにあてがわれた。彼女たちは1日中8~10リットルもの乳を飲み、寝る前に5リットルを飲み干さなければならなかった。適齢期(15,6歳)で85kgというのが目安だったという。そして太っていれば太っているほど美人、セレブの出とされ、太らせることがエスカレートする。無理やりの方策も過激になり、時に窒息死した少女までいたらしい。14歳で145kgもある少女がいたという記録もある。

太る食事をいやがったり、食べたものを吐き出したりすれば、村の「肥満」専門家が棒で両足を挟んだり、手で彼女の耳を押さえつけたり、自分が吐き出した食べ物を食べさせる罰を与える。このため亡くなった女の子もいるというこの風俗は「飲食強要」と呼ばれている。

 伝統的に肥満が美と富の象徴とされ、少女たちが大量飲食を強要されてきたアフリカ北西部の国モーリタニアで、この伝統を覆そうとする運動が起きている。

● 2007年5月、モーリタニアテレビ局の人気キャスターが「ガバージュ反対に手を上げる若い女性が増えている」とテレビで発表。
ガバージュなんて、昔の話、女性がふくよかなほうが良いというのは、メラッファ(女性の民族衣装)を痩せた人が着ると貧相に見えるので、ふくよかなほうがメラッファが似合うからです。と啓蒙している。

日本でも着物が似合うのはぽっちゃり系女性といわれる。

●開業医は、「ガバージュをした女性たちは、深刻な心臓欠陥病、高血圧や糖尿簿などの危険があります。また、妊娠の際にも、通常より陣痛がひどいですし、乳児の健康にも問題がでてくる。ですから、ガバージュは女性にとって非常に危険です。

と警告を鳴らす。

 
●政府は独立以来、ガヴァージュを撲滅するキャンペーンを続けてきた。
2011年の調査では、モーリタニア女性の40%が標準体重を超過しているといわれている。
モーリタニア女性の体重問題は非常に深刻でモーリタニア政府によると体重100キロから150キロまでの女性が多いという。政府がダイエット撲滅運動をスタートさせている。

 民間団体の2007年の調査によれば、肥満を強要されている少女は都市部では7%のみだったが、地方では75%に上った。

 首都ヌアクショットの病院には、強制肥満の被害者が毎日何人も運び込まれるという。貧困撲滅運動を展開する団体の関係者は「強制飲食の習慣は、特に地方では母親たちの心に深く根付いており、撲滅するのは難しい」と話している。

 

13,14歳の少女たちはお金があったらガバージュして太りたいと答える。

 

アナ・カロリナ・レストン・マカンAna Carolina Reston Macan)の死亡事件以来

世界的に痩せすぎモデル拒否運動が欧米諸国のファッション業界に起こっている。

 


Plus size ladys fashion shows catwalk , plus size beautiful dresses every size 2017

ぽっちゃりモデル、プラスサイズモデル大歓迎というキャッチフレーズさえもある。

 飲食店やレストランの店員さんには受けそうです。

 いいじゃないの幸せならば♪~

 

でもね♪~許容範囲というのがあるよね。

私はとても恋人つなぎで街を闊歩は無理かな?

エレガントなデートがいい感じ。

 

 生活習慣を見直して適正体重にするのが大切ですよね。 

 

何事も中庸が良いということではなかろうか。

 

目の前にあるこのショートケーキ食べるべきか?

“To be, or not to be : that is the question.”

食べたろか~↗、あかんか~↘、ほな~、どないしょ~↗。

 

ハムレットは御堂筋で悩むのである。


モーリタニア・イスラム共和国とは
モーリタニア・イスラム共和国モーリタニアイスラムきょうわこく、アラビア語: الجمهورية الإسلامية الموريتانية)、通称モーリタニアは、アフリカ北西部に位置する共和制国家。 北西にモロッコサハラ・アラブ民主共和国)、北東にアルジェリア、東と南にマリ、南西にセネガルと国境を接し、西は大西洋に面する。 大西洋沖の西にはカーボベルデが存在する。 首都はヌアクショット
アフリカ大陸の西側に位置するモーリタニアは、おおむね平坦で日本の約3倍の国土面積を持つ。

「ウアダン、シンゲッティ、ティシット、ウアラタの古いクスール」は、モーリタニア世界遺産の一つ。

人口 総計(2015年)4,067,564人
人口密度3.95人/km2

アフリカ世界とアラブ世界の一員であり、アフリカ連合アラブ連盟に加盟している。アラブ・マグリブ連合にも加盟しており、広義のマグリブ諸国に含まれる。

フランス植民地時代
20世紀初めにフランスによって植民地化され、フランス領西アフリカの一部となった。
1958年にフランス共同体が発足すると、共同体内の一共和国となった。「アフリカの年」こと1960年11月28日に、アフリカ諸国の独立が進む中でに独立を達成した。


日本との関係
在留日本人数 - 17名(2013年速報値)
在日モーリタニア人数 - 20名(2013年)

中村正明 - 2015年現在、日本の輸入タコのシェア1位はモーリタニアで、彼は1978年に国際協力事業団(現JICA)から派遣され7年間漁業指導を行った。その功績が認められ、2010年に大統領から国家功労賞を授与された。

※TBSの「がっちりマンデー」より
モーリタニアとタコと中村正明

モーリタニア・イスラム共和国 特命全権大使のヤヒヤ・ンガムさん!
モーリタニアってどんな国なのでしょうか?

ヤヒヤさん:モーリタニアはスゴく暑くて乾燥しているんです。気温は40℃を超えますよ!

そう!モーリタニアは国土の4分の3がサハラ砂漠という、かなり過酷な自然環境にある。
では、そんなモーリタニアが日本で一番儲かっている物とは?

ヤヒヤさん:モーリタニアの日本一、それはタコなんです!

砂漠でタコ?
実はモーリタニアには、砂漠もあるけど海もある!
そこで、スーパーの鮮魚コーナーで売っているタコを見てみると・・・

モーリタニア産って書いてあるのが結構ある!
日本が海外から輸入するタコのうち、モーリタニア産は35%と堂々のトップ!
年間売上げは、なんと118億円!
やっぱりモーリタニアの人も、タコがお好きなんでしょうか?

ヤヒヤさん:モーリタニア人はタコを食べないんだ。

タコを食べない!?
では一体、何でタコを獲るように?

ヤヒヤさん:日本人の中村さんがモーリタニアに来てタコ漁のやり方を教えてくれたんです。中村さんはモーリタニアの漁業者の中で有名人だよ。

なんと、モーリタニア人がタコ漁をするようになったのは、日本人の中村さんという人が教えたかららしい

対日貿易
(ア)貿易額(2016年)(日本財務省貿易統計)
対日輸出 139億4,050万円
対日輸入 12億4,573万円
(イ)主要品目
対日輸出 いか・たこ,鉄鉱石
対日輸入 タイヤ・チューブ,原動機,コメ

・人種差別
ベルベル人とアラブ人の混血である、イスラム教徒のムーア人(モール人)が社会の上層を占める。ムーア人と黒人が対立する構図は、独立後も続いている。

奴隷制
独立後も奴隷制が続いていたが、1980年に公式には奴隷制が廃止された(公式には世界奴隷制消滅宣言)。ただし、その後も実態として虐待を伴う奴隷制は続き、若干の賃金が与えられているだけとの指摘もある。2003年には再び人身売買を禁止する法律が公布された。

・ガヴァージュ
少女を強制的に肥満化させる風習があった。砂糖を加えたラクダの乳や雑穀の粥、クスクスなどを大量に飲み食いを強制され、飲み食いを拒否すれば万力でつま先をつぶされるなどの罰を受ける「ガヴァージュ(gavage)」と呼ばれる強制肥満化が伝統的に行われてきた。
モーリタニア政府が2001年から行ってきた調査によると、少女時代に「ガヴァージュ」を受けた女性は5人に1人である。政府は独立以来、ガヴァージュを撲滅するキャンペーンを続けてきた。

 

 

 

 

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