終活・生活・再生日記 「夢幻」

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秋なのに「白い露と白い秋?」 9月7日の白露に因んで

2017年9月7日は白露です。

白露は二十四節気のひとつ。いよいよ秋の気配が迫り、草花に白い露が宿り始める頃とされるので「白露」。

 

 今日の最高気温は24℃最低気温は19℃と予想されています。外は小雨。朝晩、何となく涼しい感じで、半袖から長袖となっています。

 

BGMは引き潮や夏の日の恋などが流れているものの、

スーパーの店頭では栗、巨峰、ピオーネ、マスカット、ナイアガラなどが並び、生サンマが小ぶりですが100円前後で売られるようになりました。

いよいよ9月20日には彼岸の入りとなる。「暑さ寒さも彼岸まで」とやらで過ごしやすくなるだろう。

 

白露は9月8日頃(2017年は9月7日)、および秋分までの期間。処暑から数えて15日目頃。


この日から仲秋になります。 
草の葉に白い露が結ぶという意味。夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのでしょう。


★白露(はくろ)
白露(はくろ)は、二十四節気の第15。八月節(旧暦7月後半から8月前半)。
白露は太陰太陽暦の8月節 (8月前半) のことで,太陽の黄経が 165°に達した日 (太陽暦の9月8日か9日) に始り,秋分 (9月 23日か 24日) の前日までの約 15日間であるが現行暦ではこの期間の第1日目をさす。この頃,夜間気温が低下して大気中の水蒸気が露となって草葉につくようになる。

 

昔中国ではこの時期をさらに5日を一候とする三候 (鴻雁来,玄鳥来,群鳥養羞) に区分した。それは,大きいがん (雁) やつばめ (玄鳥) が渡来したりする時期の意味であるが,日本では緯度が北寄りのため,玄鳥来を玄鳥去とした。

 

◆七十二候
白露の期間の七十二候は以下のとおり。

●初候
草露白(そうろ しろし) : 草に降りた露が白く光る(日本)
雁来(こうがん きたる) : 雁が飛来し始める(中国)

●次候
鶺鴒鳴(せきれい なく) : 鶺鴒が鳴き始める(日本)
玄鳥帰(げんちょう かえる) : 燕が南へ帰って行く(中国)

●末候
玄鳥去(げんちょう さる) : 燕が南へ帰って行く(日本)
羣鳥養羞(ぐんちょう しゅうを やしなう) : 多くの鳥が食べ物を蓄える(中国)

 

◆前後の節気
処暑 → 白露 → 秋分


 所で秋の異称として「白秋」があります。詩人の北原白秋はここから名前をつけたそうです。

 しかし、日本では秋色といえば「紅葉」、「茶色」等を思い浮かべますが「白い秋」とは少し違和感を覚えます。


 日本では「白」は雪=冬をイメージするのが一般的だと思います。

個人的に色を付けるとすると春は緑又はピンク、夏は赤、秋は茶、冬は白やグレーなどをイメージします。

 

ところが中国の陰陽五行説では秋の色は「白」とされています。


白露とは 9月8日頃「陰気ようやく重なり、露凝って白し」ということから名付けられました。これは、秋が本格的に到来し草花に朝露がつくようになるという意味です。

 

五行説で季節は「五時」といい、四季の終わりにそれぞれ「土用」を設けて、一年を五つに分けたもの。

五行には色もあり(五行の5っの要素は、季節や方角、色、臓器などにもあてはめられている。)

春は「青春」、夏は「朱夏」、秋は「白秋」、冬は「玄冬」を当てはめてる。


 


*陰陽五行による季節・色
 色 五行 季節 方角 星座(四神獣)

➀青 木 春 東 青龍(蝦蛄)

➁朱 火 夏 南 朱雀(しゅじゃく)

➂黄 土 長夏(土用)

④白 金 秋 西 白虎

⑤黒 水 冬 北 玄武(亀と蛇の合体)

 東方の守護神 青龍神(せいりゅうしん=青い龍)春
 南方の守護神 朱雀神(すざくしん=赤い鳥)  夏
 西方の守護神 白虎神(びゃっこしん=白い虎) 秋
 北方の守護神 玄武神(げんぶしん=黒い亀)  冬

「青春、朱夏、白秋、玄冬」「青竜、朱雀、白虎、玄武」ともに
中国の五行説に基づく考え方です。

「青竜、朱雀、白虎、玄武」とは、東西南北、四つの方位をあらわす象徴的聖獣で四神といいます。
東を「青竜」 南を「朱雀」西を「白虎」 北を「玄武」。

 なるほどね。

★陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)
古代中国では、自然界のあらゆるものを陰(いん)と陽(よう)にわけました。たとえば、太陽は陽で月は陰、奇数が陽で偶数が陰、表が陽で裏が陰という具合になります。こうした思想を陰陽思想といい、この陰陽思想はやがて五行と結びついていくことになります。

 

五行の思想は自然界は木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)の5つの要素で成り立っているというものでした。五行の行という字は、巡るとか循環するという意味があります。5つの要素が循環することによって万物が生成され自然界が構成されていると考えられていたわけです。


五行説ごぎょうせつ
五行説は中国古代人の世界観の一つ。五行はまた五材という。

中国古来の世界観。木・火・土・金・水の五つの要素によって自然現象・社会現象を解釈(一定の循環法則に従って変化する)する説。

木・火・土・金・水の各元素が順々に次の元素を生み出してゆくとする五行相生(そうせい)説と、木・土・水・火・金の各元素がそれぞれ次の元素にうち克ってゆくとする五行相克(そうこく)説とがある。

五行相勝(相剋)は火・水・土・木・金の順に、後者が前者に打ち勝つことで循環するとし、戦国時代の鄒衍すうえんなどが説いた。五行相生そうしようは木・火・土・金・水の順に、前者が後者を生み出すことで循環するとし、前漢の劉向などが説いた。

この五行(5つの要素)の相互間には、相性が良いとされる「相生(そうじょう)」、相性が悪いとされる「相剋(そうこく)」、ますます盛んに強くなるとされる「比和(ひわ)」があります。

 

➀相生(そうじょう)

木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ずるというのが「相生」といいます。
この関係は永遠の循環を示すものです。
「相性が良い」という言葉はここから生まれました。

➁相剋(そうこく)

木は土に勝ち、土は水に勝ち、水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝つというのが「相剋」です。
・木は土から養分を吸い取って生長する
・土は水を吸い取ってしまう
・水は火を消してしまう
・火は金属を溶かしてしまう
・金属は木を切ってしまう

➂比和(ひわ)

木と木、火と火、土と土、金と金、水と水は相乗効果でますます盛んになるというのが「比和」です。
これが良い方向へゆけば「さらに良し」となりますが、逆に悪い方向へゆくと「ますます悪くなる」ということになります。

 

 

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